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*アニメ「嫁とミヤママタタビ」 [#j0d263dd]
アニメ「''嫁とミヤママタタビ''」は偉大な金正日総書記が学生たちに聞かせた話を映画化したものです。

アニメは地主の家に嫁ぐことを強要された貧しい家の娘の悲惨な運命を通じて搾取社会で蔑まれ、抑圧される女性たちの不幸な境遇を描いています。ヒロインの''ポムスン''は器量がよく、心優しい勤勉な女性です。幼い時に母を失い、その後、父とも死に別れました。村に欲張りでつむじ曲がりの''ペク''という地主がいましたが、その地主に9歳になる''白痴の息子''がいました。

ある日、供養のため村に来た僧侶が白痴の息子を見て、晴天の日、落雷によって急死した曽祖父の厄がついたとし、''その厄払いをするためには嫁を3回もらわなければならない''と言います。僧侶の言ったとおりに地主は初めは金持ちの家の娘を嫁にもらい、口実を設けて追い出したあと、ポムスンに言い寄ります。

地主はポムスンが自分の息子と結婚すれば親の借金も免除され、生活もよくなると騙します。そしてポムスンがこしらえた食事をたいらげたあと、善意を装ってポムスンに親族のように接すると言います。

しかし、翌日からポムスンの苦役が始まります。地主の妻はポムスンに少量の米を与え、食事を準備させたあと、自分たちは腹いっぱいに食いながらポムスンには釜の底に焦げ付いたご飯まで与えず、''袋叩きにします''。親の借金をすべて免除するとの地主の言葉を信じて耐え忍んでいたポムスンは余りにも辛くて真夜中に裏山に上ります。

悲しみに打ちひしがれているポムスンの目の前にミヤママタタビの木が現れます。ひもじい思いのポムスンがその実を摘んで口に入れると驚いたことに体重が増え、力が沸くのでした。ポムスンは冬にも腹が減り、悲しくなると裏山に上り、ミヤママタタビの実を食べながら自分の無念を打ち明けました。

一方、ポムスンが苦役のなかでも日増しに綺麗になることに腹が煮え繰り返った地主とその妻は小豆粥を作る隙にひもじさを慰めようとミヤママタタビの実を口に入れるポムスンに、小豆粥を盗んだと濡れ衣を着せます。

そして、ポムスンを''袋叩きにしたあげく、熱い粥を強引に口に入れた後、家から追い出します''。酷寒に耐えかね、ポムスンはミヤママタタビのある裏山に登ろうとして力が尽きてしまい、倒れます。

息を引き取る前にポムスンは助けに来た村の女性たちに「親族のように接すると言った地主の言葉に騙されて、そんなやつらを人間だと思った私が愚かなものでした」と悔やみます。

ポムスンが死んだ後、欲張りの地主の一族はミヤママタタビの実を食べて、''舌が腐ってしまい、くたばります''。アニメはポムスンが葬られた場所に育ったミヤママタタビの葉の半分が熱い粥に火傷したポムスンの舌のように白くなることで終わります。

このアニメを創作した''朝鮮4月26日アニメ撮影所''の室長''ハン・ヨン''さんはこう語ります。
>「このアニメは地主に騙されたポムスンを通して、階級の敵に対しては些かの未練や期待も持ってはならないという哲理を示しています」

アニメのこのような思想的内容は様々な誇張の手法と美術、音楽などの独特な効果によっていっそう浮き彫りにされています。

監督を務めた''リ・チョル''さんのお話です。
>「わけてもこのアニメはヒロインと地主、その妻など登場人物の台詞がリアルであることから芸術的効果を十二分に上げました」

（芸術）

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RIGHT:'''2019年の記事'''
LEFT:[[朝鮮4月26日アニメ撮影所]]
LEFT:[[アニメ>あ行#ndabe081]]、[[朝鮮4月26日アニメ撮影所]]
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//（芸術 2019.06.18）
アニメ「嫁とミヤママタタビ」 の変更点

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