#author("2018-09-16T12:50:00+09:00","default:pop hok","pop hok")
*アナクロの対決観念から脱皮するべき [#i78b86ab]
先日、アメリカ国務省報道関係者は「アメリカは朝鮮が非核化された時停戦協定の交代？を目標としている、朝鮮の非核化が実現されない限り制裁は全面的に維持される」とし、先に非核化、その後の平和協定締結を引き続き維持する立場を再確認しました。国務長官のポンペオも議会上院で、「朝鮮が非核化を実現するまで国際的制裁は維持されるだろう」といいました。

その中、アメリカのマスコミと朝鮮問題専門家の間で「アメリカ政府が朝鮮への接近方式を変えるべき」という声が上がっています。或るマスメディアは、「アメリカの朝鮮問題専門家の間で『トランプ政権が朝鮮の非核化だけに偏らず、朝鮮半島の平和システムの構築と朝鮮との〓〓〓パートナーシップの推進等、新たな創意に満ちた接近方式を模索するべき』という論調が出ている」と報じました。

世界の平和への期待と希望で世界の人々を喜ばせたシンガポール朝米共同声明の履行は今、デッドロックに乗り上げました。それはアメリカ側が一方的で強盗そのものの「先に非核化」の主張だけを固執するからです。シンガポール朝米共同声明の履行の為の初の朝米高位高官会談の時から持ち出した間違った主張が、アメリカ政界で主流を成して急激に広まっています。

制裁と圧迫は対話と決して両立しません。長い間地球上で最も敵対的な関係にあった朝米両国の場合は尚更の事です。シンガポール朝米首脳対面と会談・共同声明を通じて、双方は手を取り合って世界に向けて敵対関係を終わらせる事について宣言しました。それによって相手側へ乗り換えた尊重（船長？）の立場で、仁義と雅量を見せ真摯に努力するのが切実に必要です。

先日ニューヨークタイムズは論評を出して、「これまで朝鮮はミサイル発射実験と核実験の停止、北部の核実験場の破棄と米軍遺骨の変換、抑留されたアメリカ人の釈放等、相応の措置を執った。平壌がデタントへ向かうのは確かだ。ところがアメリカはこれといってやった事はない状態だ。アメリカが執った措置は軍事演習の取り消しだけだ」と主張しました。そして「アメリカが動かない限り朝鮮は追加措置を執らないだろう」と評しました。

これ等の事はアメリカの対朝鮮制裁と圧迫は何の名分も無いという事を示しています。注目されるのは、アメリカのマスコミと朝鮮問題専門家が「朝鮮半島の非核化より平和がもっと重要な問題として提起されている」と主張している事です。

アメリカの或る新聞は、「政府はアジア太平洋地域でのアメリカの安全と経済的利益を守る事を優先的で中核的な戦略的目標とすべきだ。この目標を大きな費用をかける事なく達成するのが重要だ。そうしてこそアメリカが不必要で高価な代償が求められる戦争を避ける事になるだろう。こうした状況下で対話と外交が最善の方途となる」と伝えました。

アメリカ側は「先に非核化、その後の平和協定締結」を固執せず、シンガポール朝米首脳会談の時大統領が約束した終戦宣言の採択問題を後回しにしてはなりません。

アメリカはアナクロの対決観念から脱皮して、シンガポール朝米首脳会談の共同声明の履行の為の共和国の誠意ある努力に応えるべきでしょう。

（時事評論）

RIGHT:'''2018.09.14 サイト音声再生不可、短波放送聞き書き'''
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//（時事評論 180914）
//180914_アナクロの対決観念から脱皮するべき
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