#author("2019-10-12T16:24:37+09:00","default:pop hok","pop hok")
*「脅威」のうたい文句を唱えるのは [#d62cc37c]
日本が軍事大国化に躍起になっています。

先日、日本が2019年の防衛白書を発表しました。白書には宇宙監視能力を高める事と、島の防衛を考慮して護衛艦『いずも』を事実上の空母に改造するという内容が入っているといいます。見過ごせないのは日本の反動勢力が『周辺からの脅威』を云々して、軍事力の強化を正当化していることです。『脅威』について言うならそれは明らかに日本から発しています。

今、日本はアジア太平洋地域の平和と安全を由々しく脅かす危険な侵略勢力として登場しています。海外侵略にハードルとなっているあらゆる法的・制度的メカニズムを取り除いた日本は今、自衛隊の武力増強に必死になっています。無制限の軍備増強でF-35型機をはじめアメリカ製の装備の購入に熱を上げているかといえば、自衛隊の戦闘力強化の為の軍事演習も猛烈に繰り広げています。

この8月、陸上自衛隊の実弾射撃訓練が行われました。国内最大規模のこの訓練には2400人弱の兵力、80台の戦車及び装甲車、60門の砲、20機の航空機が投入され、35トン弱の実弾が使用されました。

日本の反動勢力の無謀極まりない軍事大国化に周辺諸国が強く懸念し、日本を注視しています。それは嘗て他国と他民族に対する侵略戦争に躍起になり、あらゆる不幸と苦痛を強いた日本がまたもや海外侵略に道に乗り出す場合、世界人民に恐ろしい惨禍が振り掛けられるからです。事実がこうであるにも拘らず日本の反動勢力は、軍事大国化が「誰かの脅威に対応する為のものだ」とし内外の非難と圧力を躱そうとしています。

その目的は分かりきった事です。『脅威』なるものを執拗に触れ込んで軍事大国化を正当化し、必ず海外侵略の野望を果たそうという事です。特に今の安倍政権は『周辺からの脅威』なるものを、自分達が最大の政治的課題としている憲法改正の口実に使おうとしています。

日本が『脅威』なるものを前面に立てて軍事大国化に熱を上げるほど、平和の破壊者としての凶悪な姿を曝け出すだけで世界からも爪弾きされるでしょう。

（時事評論）

RIGHT:'''2019.10.11 サイト音声の聞き書き'''
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//（191011 サイト音声の聞き書き ije191009003.mp3）
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