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金日成総合大学ピョンヤン医科大学の研究者、博士チョ・シンオクさんは朝鮮の遺伝医学分野の権威の一人です。チョさんが遺伝医学に関心を持ったのは今から数十年前、当時のピョンヤン医科大学の大学院で勉強していた時からでした。
当時、医学界では一連の遺伝病の発生原因の解明によってその治療の見通しはついたものの、効果的な治療方法と手段が開発されていませんでした。
―医学者として疾病を患っている子供と女性たちに明るい笑顔を取り戻すべきだ―
こうしてチョさんは遺伝医学の研究に取り掛かりました。まず、大学の図書室と人民大学習堂で医学書を読みあさる一方、遺伝医学者から臨床遺伝学、遺伝生化学などの専門知識を習いました。その日々に、遺伝病も予防できると言う確信を持ちました。
チョさんは目標を高く掲げ、20数年間、研究を続けました。チョさんは新しい診断方法を確立して朝鮮人の遺伝病の種類とその分布状態を解明しました。これに基づいて朝鮮人の体質と特性に合う予防的食事療法と薬物注入方法などで色々な遺伝病を予防できるようになりました。
その研究成果は第29回、第30回全国科学技術祭典で高く評価されました。その過程に、チョさんは「DNA診断方法」のような遺伝医学の発展に意義のある7巻の図書を執筆し、10数人の学位所有者を育てました。
今は、チョさんの娘、メン・ユギョンさんも代を次いで遺伝病の新しい予防と治療方法の研究に励んでいます。
