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「ソンイクさんの設計はアイディアが奇抜で、すべてが便利なようになっていますね」
「ソンイクさんは、世界のトレンドと国内の状況に合わせて先々も遜色がないよう最も合理的な設計を出しています」
キム・ソンイクさんはペクトゥ山建築研究院の設計士で、功労設計士の称号を受けています。キムさんは設計士として40年以上のキャリアを持っています。共和国の多くの記念すべき建築物にはキムさんの努力がひめられています。キムさんは、便宜と美的価値を設計の絶対的な基準と見ています。
キム・ソンイクさんのお話を聞いてみましょう。
「新しい設計を受け持つたびに思うのは、見事な設計を出して人民の理想を実現しようということだけです」
時代が求め、人民が目指しているのを盛り込み、周りの景色にマッチした完璧な設計を出すのがキムさんの生涯の目標です。日増しに高まるばかりの人民の文化生活の要求を満たす世界レベルの設計を、と思索を重ねました。人民の好むのはなんで、それをどう設計に移すか、そればかり思って現地へ向かいました。
現地の自然地理的な特性をよく生かして設計を完成するために現地踏査を数十回も行ったこともありました。その過程に人民の声を設計にそのまま移しました。ピョンヤンの有名レストラン・チョンリュ館*1とキムマンユ病院*2、チャンジョン通り*3とポトンガン百貨店など有名な建築物の設計がキムさんによって立派に出来上がりました。
高齢の身ではありますが、重要プロジェクトが提起されると決まってキムさんが話題に乗っています。若者に劣らぬファンタジーと才能がキムさんの貫禄を実証しています。
キムさんはいつも設計士の誇りは名誉称号でなく、人民が評価する建築物にあると言っています。
