#author("2019-09-14T18:34:44+09:00","default:pop hok","pop hok")
*自滅を早める行為 [#ca819e46]
先日、日本の鳩山元首相が、「日本は敗戦後、アメリカの庇護の下に軍事力を養う新たな『大日本主義』を追求している」と主張しました。現実に対する正しく公正な評価だと言えるでしょう((共和国に褒められる鳩山元首相。))。

事実上、日本が平和憲法の看板の下に軍事大国化・海外侵略策動に躍起になっているというのは、決して秘め事でも初耳でもありません。日本は「過去、日本帝国主義が敗北したのは力が弱かった為だ」と言って、アメリカを後ろ盾にして軍事大国化を目指して突き進み、今もその目標に変わりはありません。

これまでの数十年間、日本の絶え間無い軍事大国化策動によって自衛隊は既に攻撃型の武力に膨張しました。ところが日本の反動勢力はこれに飽き足りず軍事大国化を引き続き追求しています。

先頃発表された今年の国防省の予算案だけを見ましても、昨年より1.2ポイント増の5兆3千2百億円に達します。莫大な軍事費をつぎ込んで日本は先端装備の開発と購入・配備に熱を上げていますが、最近はアメリカの軍需品会社からF-35型ステルス機をはじめ先端装備を大々的に購入しようとしています。

これだけではありません。日本は今後、艦船搭載用ミサイル垂直発射システムと2機の地上配備用イージス・アショア((今日は「いーじす・あしょあ」と発音していました。))迎撃ミサイルシステムを構築しようとしています。

こうした動きについて外信は、「日本の上記の計画が自衛隊の作戦運営の範囲を広め軍事力を強めるのに目的がある」と指摘しています。これは無謀に振舞っている日本にこれ以上『平和』と言う言葉が似合わず、日本の海外侵略策動が更に表面化している事を実証しています。

実際上日本は今に至って形ばかりの平和憲法まで修正して、思うままに海外侵略を可能にする為必死になっています。最近も現政権は内外の一様な反対にも拘らず憲法に自衛隊の存在を明記して、違憲論争に終止符を打つという野心を剥き出しにしています。

日本が海外侵略から活路を求めようとしていますが、それは自滅を早めるだけです。今の世界は、日本帝国主義が他国と他民族を侵略し踏み躙る事が出来た過去とはまったく違います。日本が大東亜共栄圏の妄想に囚われてまたもや侵略の道に出るなら、完全滅亡に繋がるでしょう。

『侵略者には惨めな末路だけ』、これは歴史が教える事です。

（時事評論）

RIGHT:'''2019.09.13 サイト音声の聞き書き'''
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