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*科学者の本道を守りたい [#la98497b]
''ピョンヤン機械大学''の所長で''功労科学者の称号''を授かった博士の''チョ・スギョン''さんの手記です。

>「私が機械工学分野で科学研究に携わってもう20数年が経ちました。過ぎ去った日々を振り返る度に、いまなお忘れられないのは敬愛する金正恩総書記に身近で見えた時のことです。光栄にも私は総書記に何度も会いました。10数年前、靴下の包装機械の研究課題が与えられました。最初はとても困惑しました。それができるかしら、と思い、ためらったものです。それもそのはず、''当時、オートメ化された靴下の包装機械はいくつかの先進国の独占物''となっていましたし、''文献資料も一切ない''ゼロから始めなければならない草分けだったからでした。しかし、可能性を思う前に、国に切に求められるものなら、だれかれ問わず、必ずやり遂げなければならないという科学者の良心が私の胸を打ちました。数百回の試行錯誤の末、私は国の実情に合い、実利もある女子用の夏場の靴下の自動包装機械を開発し、相次いで種類別の各種靴下包装機械をつくり出しました。

チュチェ101（2012）年7月2日、金正恩総書記が''ピョンヤン靴下工場''を現地指導しました。この日、ラインに沿って流れ出る靴下を自動的に包装する機械の作業振りを長いこと、見ていた総書記は、包装機械の性能が良いと言い、その研究開発に傾けられた私の努力も計らってくれました。総書記は、このように現実の中に入ってはじめて実利がある研究の成果を出すことができる、これを広く奨励すべきだという身に余る評価もしました。その言葉を聞いて、包装機械の製作のため試行錯誤を重ねていた時のことが思い起こされ、止めどなく涙が出てきました。

2年後のチュチェ103（2014）年8月6日、ピョンヤン靴下工場を訪れた総書記は再び私に会い、高く評価しました。総書記がさほど大きくもない靴下の包装機械を見て大いに喜んだのは、生産で手労働をなくそうとの目的もありましたが、基本はこの過程を通じて他力本願の依存心をなくし、ひいては国の機械工業の発展を促すためでした。その気高い意志を私は肌で感じました。その後、私は国の科学技術の発展と人民経済の近代化に役立つ色々な先端機械設備を製作する成果を収めました。科学者として当然のことをやった私を国では功労科学者、社会主義愛国功労者、この時代のモデルとして押し立てました。また、今回、キョンルという町の豪華版の住宅に住むよう配慮しました。

周りの人たちは私のことを、『チョルチュクの研究者』と親しく呼んでいます。『''チョルチュク''((철쭉))』とは、クロフネツツジのことですが、私が開発した靴下の包装機械で包装される靴下のラベルです。『チョルチュクの研究者』、この呼び名を私は現実に必要で、実利がある機械設備をより多くつくることを望む人民の頼みとして受けとめています。また、そのような生き方が科学者の本道を守ることだと思います」

（今日の朝鮮）

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RIGHT:'''2022.04.27の記事'''
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LEFT:''チョ・スギョン''：[[ある女性科学者が歩む道]]、[[献身的な女性科学者]]&br;
''チョルチュク''：[[「チョルチュク」ブランドの靴下]]、[[リサイクル化が活用された靴下の生産]]、[[その配慮は子供用靴下にも]]、[[一番気になっているのは]]、[[子供用靴下の文様]]、[[作業現場に満ち溢れる青春の情熱]]、[[自分の物への愛着（平壌靴下工場）]]、[[職場を大事にする]]、[[生産で成果をあげている靴下工場]]、[[頼み（平壌靴下工場）]]、[[年中咲いている「チョルチュク」]]、[[有名ブランドの商品になるまで]]
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//（今日の朝鮮 2022.04.27）
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