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この5月は人々にとってとても苦しい日々でした。でも、人民軍が防疫大戦の先頭に立っており、みなが助け合い、いたわりあったので、落ち込んでいる人は1人もいませんでした。
どこでも美談が生まれましたが、少年団員の立派な行いについての話も多く聞こえました。ピョンヤンのチュン区域リュソン小学校の生徒であるチョン・エソンさんとパク・ヒョウンさんは従姉妹同士です。
一家の人みなが熱病を患いましたが、国から届いた薬品と医療従事者の世話によって直ぐ床上げをしました。その時、生後6ヶ月しかならない従弟も発熱したため、家族のみなが心配しました。生母の叔母が薬局から持ってきた薬を使って、ついに熱が下がりました。すると、叔母は息を入れてから、薬局で会った軍医たちについて話すのでした。
夜中にも訪ねる住民を待って、玄関の前で眠気を覚ましていたその姿、気が気でなくて、夜にもかかわらず、何度も薬局を出入りしたが、そのたびに親切に接してくれ、薬を手渡して、その使い方も詳しく教えてくれたとのことでした。
放送からも軍人たちについての感動深い話を毎日のように聞いていたチョンさんとパクさんは何とか助けたい思いに駆られました。既にサムジヨン市の建設を心づくしで支援するなど、良いことを多くしました。国の北部が自然災害に見舞われた2年前の時は、その復旧のためひとつずつ良いことをしようと手紙を書いて、市内の少年団員に呼びかけました。
チョンさんとパクさんのお話です。
「少しでも助けになったらと思って、エソンと私は励ましの手紙を書いて人民軍のおじさんたちに送りました」
「私たちはこれからも勉強と組織生活に熱心になり、良いことも多くして立派な生徒になるつもりです」
2人だけではありません。農村のある生徒は自分の思いを詩に書いて送り、また地方都市のある生徒は軍人たちを描いた絵を送りました。
人民軍軍医のホン・ギョンチョルさんはこう話します。
「毎日のように感謝の手紙と電話がやってきます。他の手紙よりも、子供たちの手紙を受ける時が一番感動的で、力になり、思わず涙が出ます。軍人としての誇りを感じ、疲れを知らずに働いています。もっと精を出して働かなければと思い、国と人民のために奉仕しようと心に決めます」
手紙から子供たちの清らかな心を読んで大きい力を得る、と軍人たちは言っています。
（文化―くらし）
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