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朝鮮西海岸に岩場と砂浜の景色で名の知れたモングムポ*1とクミポ*2と言うところがあります。モングムポとは、夢の金の浦と書きますが、実は、黄金の上で夢を見たと言う伝説に由来しています。
ずっと、砂浜が続いています。幅が2キロ位で8キロも続いています。きらきらと輝いている真っ白な砂浜はまるで銀の粉がしかれているようです。砂浜の後ろに､松林が広がっています。目に染みるようなグリーンの屏風のようです。
砂浜と松林の間に点点と赤いはまなすが見えます。水平線のかなたに広がる海、夕陽を浴びて､きらきらと揺らいでいます。これらの景色で昔から広く知られています。
モングムポの水は特別澄んでおり、夏の水温は遊泳に程よいです。白砂も綺麗で、身が濡れている間は付いていても乾くとすぐ落ちるので昔から海水浴にあつらえ向きの場所と知られています。
クミポもモングムポに負けず､劣らずの絶景を自慢しています。九つの味の浦ということで､九つの美しさを持つ浦です。モングムポの海岸沿いに40キロほど行けば長い山の岬という意味のチャンサンコツ*3という所がありますが、クミポはちょうどそこにあります。
ポンデ山と言う山の奇岩絶壁､岩の間や崖の上にところせましと枝をのばしている松の木、白砂の浜辺､その白地に赤のポイントを添えているはまなすの花、おしよせては引く波の白模様などがマッチして一幅の絵のようです。クミポは勤労者のレジャーランドとして立派に整えられています。
竜の首模様の岩があるという浦という意味のリョンスポもやはり指折りの海水浴場です。水がとても澄んでいて、竜宮の関門から常に清い水が湧き出るという伝説がまつわっています。リョンスポの沖は漣が続くばかりか、岸から100メートルまで行っても水深にさほど急変がなく、沖前にある島が荒波や海風を割いてやるので海水浴にあつらえ向きです。
朝鮮西海岸にはこの他にもワウ島*4、ピダン島*5のような多くの見所があります。
朝鮮で7、8月は海水浴のシーズンです。シーズンを逃さず西海岸のビーチを訪れて見ましょう。朝鮮東海岸の有名なソンドウォン*6やマジョン*7に劣りません。
