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20世紀初め、朝鮮軍隊を強制解散した日帝の横暴で狡猾な策動は比類の無いものでした。
当時、朝鮮に対する侵略の機会だけを狙っていた日本侵略者にとって朝鮮軍隊は、朝鮮に対する植民地支配を実現する上で極めて怖い存在でした。それで日帝は朝鮮に侵略の魔の手を伸ばし始めた当初から、朝鮮の軍事力を弱化させ朝鮮を完全に従属させる為に手の限りを尽くしました。
1905年「乙巳5条約」、日本で言う所謂「第2次日韓協約」の捏造で朝鮮の外交権を強奪し、1907年は「丁未7条約」、日本で言う所謂「第3時日韓協約」を捏造して朝鮮の内政権まで強奪した日帝は、次いで名ばかりでも存在していた朝鮮軍隊まで解散しようとしました。
中央階級的教育館のカン・ユンヒさんは、こう話します。
「当時、朝鮮統監だった伊藤博文は『日帝の武力が朝鮮の防備を代行する、軍事費を大幅削減しよう』等と言って、朝鮮封建政府に軍隊の解散を迫りました。そして日本侵略軍の司令官だった長谷川は、丁未7条約が捏造されてから10日も経たない1907年8月1日の午前、日本侵略軍で二重、三重の包囲網を張り巡らし朝鮮軍の各隊長を呼び集め、前以て作成した軍隊解散に関する偽りの『詔勅』なるものを読み上げました。これと共に日本侵略軍は、朝鮮軍の下級将校と兵士達を訓練院に武器無しに集めさせては計画通りの包囲し、次いで自分達が捏造した『詔勅』なるものを伝えました。そしてすかさず朝鮮軍隊の兵舎と武器庫を占領し武器を押収しました。日帝はこうした狡猾な手法でソウルの朝鮮軍隊を解散し、次いで地方の軍隊も欺瞞的な方法で解散しました。同時に朝鮮の軍部と武官学校も廃止し、『防備を引き受ける』との名の下に日本侵略軍を朝鮮にもっと多く引き入れました」
このように日帝によって朝鮮の軍隊が完全に解体され朝鮮は正規軍の無い国となり、日帝はこのような強盗さながらの方法で朝鮮を完全に武装解除し、これといった抵抗も受ける事なく併呑する事が出来ました。
歴史の事実が示すように交戦一方で無い日本が、敗戦国でも無い朝鮮の軍隊を武装解除し世紀武力を完全に解散したのは、歴史に例の無い横暴な行為でした。日帝の敗戦後70年余りが経った今尚、朝鮮人民は、20世紀、朝鮮を武力で占領して朝鮮人民に計り知れない不幸と苦痛を強いた日本の過去の歴史を忘れずにいます。
今、日本の反動勢力は過去の清算はしようとせず、反共和国の敵対感情を煽り立て軍事大国化と再侵略の野望を果たそうと躍起になっています。日本の反動勢力の無謀な妄動は、必ず血の代償を払う事になるでしょう。
（時事評論）
