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家庭ごとに家風というのがあります。ピョンヤン市*1ラクラン区域*2ラクラン第3洞*3のハン・ヨンイムさんの家庭では、祖国防衛を最大の愛国、家風と見なしています。
ハンさんの家に入ってみますと、朝鮮人民軍入隊の証書が部屋の壁一面を飾っています。夫からして、3人の息子、娘、孫と孫娘の入隊の証書が並んでいます。嫁と婿もみな除隊将校です。
3番目の嫁であるキム・ミョンヒさんのお話です。
「世の中に華やかな衣装は多くありますが、わが家では軍服を一番の晴れ着と見なしています。ということで軍服はこの上ない誇り、一家の大切な財産となっています」
子たちみなを人民軍に送るのは、ハンさんの願いでした。それは、代々、愛国の家風を引き継ぐためでした。日本帝国主義者の植民地支配のとき、奪われた国を取り戻すための聖なる戦いに参加した夫の祖父と祖母、父のように、一生人民軍にいた夫のように、子たちみなを立派に育てるのを義務と見なしたハンさんでした。
ハンさんは常に子たちに、国あってこその家庭の幸せだと諭しました。子たちが成長して、1人、2人と人民軍に入るとき、母としての誇りと幸せを胸いっぱい感じました。子たちだけでなく、孫たちも祖国防衛を最大の愛国と見なすよう、常々気を遣いました。
家族を従えて、革命烈士陵と愛国烈士陵、祖国解放戦争参戦烈士の墓地を度々訪ねて、烈士たちが国の解放と人民の自由と幸せのために命を賭して戦ったことについて話してやりました。そして、歳月が経ち、世代が代わっても、愛国の家風は絶対に乱れてはならない、と重ね重ね念を押しました。ハンさんの言葉に、孫と孫娘たちも代をついで人民軍に勤める決心を固めました。
ハンさんにとって一番の楽しみは、部隊を訪れた敬愛する金正恩最高司令官と共に記念写真を撮ったということ、軍務にしっかり就いているということなどを書いた孫と孫娘たちの手紙を受け取ることです。
ハンさんのお話です。
「国があってのみ、家庭もあり、人間の甲斐ある生活と幸せもあるのではありませんか。それで、愛国の家風を代をついでしっかり引き継いでいるのです」
（今日の朝鮮）
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