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チュチェ42（1953）年7月27日、朝鮮人民は3年間の祖国解放戦争で勝利を収めました。勝利を祝う花火があがり、街と村ごと万歳の歓呼が響き渡りました。
祖国の自由と独立のため
多くの高地と空と海で
愛する祖国の山河 勇敢に守り
敵を打ち破り われらは勝利した
・・・
1950年6月25日、平和なこの地に戦争の火をつけた帝国主義侵略者は、「勝利は時間の問題」だと言いました。世界が、朝鮮に憂慮のまなざしを送るとき、偉大な金日成主席は宣言しました。
全てを戦争の勝利のために！
国の栄誉と民族の運命を尊ぶ朝鮮人なら誰でも帝国主義者の侵略に反対する祖国解放の聖なる戦いにこぞって立ち上がるべきとの主席の呼びかけに人民皆が応えました。
祖国解放戦争勝利記念館の学芸員であるアン・ミョンチョルさんのお話です。
「人民軍軍人と人民は、戦争の運命は銃を取って戦う人々によって決まるとの金日成主席の教えに則り、自信満々と強敵に対抗し、最初から痛打を加えました。戦争勃発3日目に敵の牙城のソウルを解放し、テジョンでは『常勝師団』を名乗るディーン師団を包囲殲滅しました。『空中の要塞』と自慢した戦略爆撃機『B29』型機が打ち落とされ、『海の動く島』と騒いだ重巡洋艦も海の藻屑となりました」
主席は、戦争史上その例をみない戦法を編み出しました。直射砲を山の上に引き上げて敵を打撃する戦法、坑道に依拠する戦法、狙撃兵チーム、戦車ハンターチーム、飛行機ハンターチームなどなど。敵は悲鳴を上げました。
人民軍は天から砲を撃っている。
夜は襲撃が怖く、昼は狙撃兵が怖くてならない。
東部前線の1211高地戦闘は実に苛烈を極めました。敵が落とした数万発の砲弾で、岩は石になり、石はまた砕けて粉になりました。
チュチェ40（1951）年秋のある日、主席は前線のある軍団長を電話で呼びました。もう薄ら寒くなったようだが、戦闘員に温かいご飯と汁を食べさせ、寝床も寒くないように、そして風邪にかからないよう予め対策を取るようにと念を押したのです。親そのものの温情は、不屈の精神力を生む源でした。
ひとつしかない祖国のためにふたつとない命を捧げた18歳の英雄リ・スボクさん、私の両足、両手は動けなくてもこの心臓が鼓動する限り、私の重機は決して復讐の弾を休めないと叫び、顎で重機を操作して敵を驚愕させた英雄チョ・グンシルさん、手と足を失うと手りゅう弾を口にくわえて敵陣に転がり込んだ英雄カン・ホヨンさん、手りゅう弾を抱えて敵の戦車めがけて突進した看護婦の英雄チョ・スンオクさんなど。
軍人たちは、血潮でもって国を守りました。侵略者を打ちのめす戦いでは前方と後方の区別がありませんでした。幼い子供たちも少年近衛隊を組んで戦いました。全てを戦争の勝利のために、このひとつの精神で国中が立ち上がりました。
戦争最中のチュチェ41（1952）年6月、金日成主席は当時のラクウォン機械製作所を訪れました。そのとき、ある女性の労働者は、主席に、私たちが戦いに勝つなら復興建設は問題ありません、戦争が終わったらまた復興して暮らしよくなるから、あまり心配しないでください、と言いました。後年、金日成主席は、生涯を通してその言葉が忘れられない、こうした強い意志を持つ労働者がいるので必ず勝利するとの自信をさらに固めたものだと思い起こしました。
勝利の喜びは、こうしてもたらされました。
薬莢積まれる戦場と白兵戦の銃剣
花火の中に重なって見える
偉大なるこの日に栄光捧げる
党と指導者について轟かした勝利の日
祖国解放戦争での偉大な勝利！
これは、偉大な指導者の正しい導きによる勝利、人民軍軍人と人民の国を守る精神が生んだ勝利です。偉大な年代の勝利者、その魂はしっかりと引き継がれています。偉大な勝利の歴史は永遠のものです。
命がけで国を守った精神は
勝ちどきを上げて今に継がれる
偉大なるこの日に誓いを固める
党と指導者についていく勝利の日
（偉人伝）
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