共和国政府の治水戦略

呉英淑（オ・ヨンスク）：敬愛する金正恩総書記は朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第7回会議で行った施政演説で、治水事業を科学的な中長期的な計画を立てて行う事を強調しています。

世界的に見ますと大水は地球上の数多くの自然災害の中でも最も破局的な結果を招いています。山と川の多い朝鮮では治水事業が取り分け重要な事となっています*1。

朝鮮の山の大部分は石が多く地層の土の深さが浅い反面、川は勾配が急で流れが速いです。それできちんと治水しなければ少しの大雨でも水害と土砂振れ*2のような自然災害で経済と人民生活に莫大な被害を及ぼしかねません。

『水を治める』のは『天気を治める』事で治水は中長期的な事業です。そのため科学的な中長期計画、つまり治水戦略を立てて実行しなければなりません。治水戦略で重視されるのは河川の水の調節能力を正しく判定し、それに基づいて緩衝地帯を造り水利制御システムを完備する等水の管理を科学化する事です。

治水事業に力を入れて国の全ての地域を水害の危険性が無い安全地帯に造ろうというのが朝鮮労働党の確固たる決心です。

朝鮮労働党の導きの下に、朝鮮では治水が国と人民挙げての事業として将来を見通して引き続き行われています。

（政治―政策）

2022.10.25 サイト音声の聞き書き
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*1 5千年前から国家を形成して日本に稲作を伝えたと言っているのに今更ながら治水と農地開拓であたふたしている。治水は国づくりの基本だと思うが。5千年の間に一度も台風や大水の被害が無かったのなら仕方ないけど。
*2 ここは「土砂崩れ」じゃなく「どしゃぶれ」と言っている。字が分からないので「土砂振れ」としておく。
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