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朝鮮にはピョンヤンから各道、市、郡、里に至るまで全ての地域に医療機関があります。医師たちは一定の住民世帯や職場を受け持ってその健康を責任もって顧みています。
医師たちには担当住民別の住民健康管理簿があります。健康管理簿は新生児の出生と同時に作成されます。健康管理簿には出生当時の新生児の体重や身長など、具体的な指標はもちろん母親の健康状態まで記録されています。これは今後、子供に生じうる病気とその予防対策まで立てる基礎的な情報となります。
ピョンヤン市*1ソソン区域*2チュンシン総合診療所*3の医師であるオ・ヨンオクさんのお話です。
「私たち担当医はまだ1歳前の赤ちゃんは毎月ごとに、4歳までは4半期ごとに、その後からは年に2回ずつ健康検診を行い、治療も行います。時には症状によって区域の病院から専門病院であるオクリュ小児病院に至るまで送って、適時に病気の診断と治療ができるようにし、その状況は健康管理簿に記録されるわけです。また、出生後、子供に季節ごと、また年齢別に予防接種を行い、健康管理簿に記録します。この予防接種は朝鮮で義務付けられています。子供たちが予防接種に適時に応じない場合、医師と子供の母親の間に『いざこざ』がある時もあります。まさに、この健康管理簿に朝鮮の社会主義保健医療制度のありがたさが含蓄されているといえます。日増しに深まる社会主義保健医療制度の恩恵と共に、この健康管理簿も厚くなります」
ピョンヤン市ソソン区域のチュンシンと言う町*4に住むチョ・ウンオクさんのお話です。
「生まれて2歳になるまで、うちの子は、担当医の関心の中、また保護の中、病気を知らずにすくすく育ち、国では時期にあわせて予防接種も無料でさせています。私は母ですが、率直に言って、うちの子が予防接種を何回受けたのか、薬代がいくらなのかを知りません。一生の間、わが子がありがたい社会主義保健医療制度に恵まれると思うと、そのありがたさと恩情をなんと言い表して良いかわかりません」
このように朝鮮では子供たちに検診と接種、治療など、一切の医療ケアが高い水準で、無料で提供されています。
これら全ては朝鮮の子供たちへの国家の配慮の一部に過ぎません。
（フィーチャー）
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