リョングン里の恐竜の足跡の化石のバックアップ(No.2)

龍宮里の恐竜の足跡の化石

リョングン里の恐竜の足跡の化石はファンヘ北道*1ピョンサン郡*2リョングン里*3にあります。チュチェ78（1989）年11月に発見されました。

化石が現れた岩は長さ100メートル、幅15メートル程度であり、約20度の傾斜を成しています。この岩の上に2本の恐竜の足跡が顕著に現れていますが、1本には14個、他の1本には16個の足跡が残っています。

14個の足跡には足を踏む時、ぬかるみに触れた跡が約20センチメートルの長さで現れており、第1歩と第2歩の触れ合ったところが並行ではなく、2～5度の角度を成しています。これを見て当時の恐竜がアヒルのようによたよた歩いたものと見られます。

又、他の1本に現れた16個の足跡は足裏の輪郭だけが現れています。これら全ての足跡からは足指と爪先の跡が現れていません。それは当時、この地帯が沼沢地だったので足指と爪先の跡がもろい泥によって埋もれたものと見られます。

恐竜の足跡の化石が発見された所の近くで各種植物の化石も発見されました。そこから2～3キロメートル離れた所で貝類や巻貝、植物の化石が数多く発見されました。リョングン里の恐竜の足跡の化石は中生代、朝鮮に大きな恐竜が多く住んでいたことを立証しています。

恐竜の研究と朝鮮の中生代の動物相とその進化過程を研究する上で貴重な資料となるリョングン里の恐竜の足跡の化石は天然記念物に指定されています。

2017年の記事