#author("2018-02-18T21:09:12+09:00","default:pop hok","pop hok")
*茂浦が伝える話 [#v74973c2]
''ムポ''((茂浦))というところは抗日武装闘争の時の偉大な金日成主席の不滅の足跡が印された革命戦跡地です。その時からムポは人々の記憶に残された忘れられない歴史のところとなりました。

偉大な金正日総書記がペクトゥ山地区革命戦跡地を訪れたチュチェ60（1971）年9月にあったことです。この日、ムポ宿営地を訪れた総書記の目には粛然としたものが映っていました。戦跡地めぐりが終わったとき、側近たちがここトゥマン川((豆満江（두만강）))の上流にイワナが多く棲息していますが、つかの間だけでも釣りを楽しんでは、という意向を話しました。

以外にも総書記はその提案を快く聞き入れました。休息のことはいつも辞退していた総書記なので、みなが喜びました。釣りが始まり、釣り場のあちこちで魚を釣り上げる人たちの歓声が上がりました。ところが、総書記はイワナが餌の周りにたかって釣り糸を引っ張っているのも感じていないらしく、草の葉を摘み取ってひとひら、ふたひら、水面に浮かべるだけでした。

随員の1人がいぶかしげに思い、総書記の方へ行きました。その時初めて総書記は振り向き、ムポの景色は本当に美しい、こうして釣竿を下げていると思案にあまっていたものが、一気に解決されるようだと言いました。

そして、まだまだ金日成主席の革命思想の定式化ができないので、心安らかにいるわけには行かない、どれほど厳しい歴史がこの川やあの密林に秘められているのか、この世のどこにも主席のように険しい道を掻き分けて革命を導いてきた方はいないと言いました。

しばらくして総書記は、偉大なチュチェ思想が世界の数億万の人々の心を捉えているのに、私たちはいまだに主席の革命思想を定式化できずにいる、トゥマン川の流れが永遠であるように金日成主席の革命思想は今の時代を代表する革命の唯一の指導思想であり、未来の社会でも変わることなく光を放つ偉大な革命思想だと言いました。

続けて今、主席の革命思想、チュチェ思想を主席の尊い名と結びつけて金日成主義に定式化する構想を練っていると話しました。総書記は、私は近いうちに金日成主席の革命思想、チュチェ思想を金日成主義に定式化して世界に宣言し、金日成主義の旗印を時代の先頭で高く掲げていくつもりだと言いました。

金日成主義！

例の人は激情に駆られ、重みを持って響き渡る総書記の言葉をかみ締めるだけでした。

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RIGHT:'''2018年の記事'''
LEFT:[[ムポの釣り場が伝える話]]、[[朝鮮労働党―ムポの釣り場]]
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