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共和国には、国のスポーツの発展に役立つ一念で、スポーツ選手の後進の育成に励んでいる人が多くいます。その中にはピョンヤンのソソン区域*1青少年スポーツ学校のバスケットボール担当のインストラクターであるキム・ボングムさんとパク・ウンビョルさんもいます。
キム・ボングムさんが、このスポーツ学校のバスケットボールのインストラクターに赴任してきたのは今から8年前でした。訓練のプランを具体的に立てて、生徒の体力に合わせて基礎となる動作から正確に教えるために時間を惜しみませんでした。
生徒の前で、模範動作をしながら訓練を指導し、動作がよくならない生徒には夜遅くまで個別指導をしました。生徒が静止状態でのボールのやりとりとドリブル、シュートなどを身につけるようにし、この動作を絶え間なく繰り返しました。
訓練の指導に情熱を注ぐキムさんの体はいつも汗でびっしょりでした。キムさんは、生徒の年齢と心理にあわせた訓練を行うためいつも気を使いました。バスケットボールについての本などから、今のトレンドを把握するため夜を明かしたのも1日や2日ではありませんでした。訓練の余暇には、バスケットボールのルールや現代バスケットボールのトレンドについても詳しく教えて、生徒が幅広い知識と理解を持つようにしました。
キムさんが苦心した甲斐あって、生徒たちはバスケットボールのテクニックを身につけ、それがそのまま試合の成果へと繋がりました。キムさんが学校に赴任して2年目には、この学校の男子バスケットボールが全国的な試合で1位になりました。キムさんは成果に驕ることなくさらに奮発しました。
生徒たちがその日の訓練計画を無条件やり遂げるようにし、チームワークを損なえないよう、毎日の訓練を実戦の雰囲気で行いました。また、ほかのチームとの遠征試合も頻繁に行って、生徒たちが試合に自信を持つようにし、その過程に露呈した長所と短所を分析して、欠点を直すための訓練を行いました。さらに生徒たちが強い闘志と忍耐力、精神力とチームワークを発揮するのにも力を入れました。
3年前に、朝鮮体育大学を卒業したパク・ウンビョルさんが、バスケットボールの立派な後進を育てる夢を抱いてこの学校に来ました。キムさんはパクさんと力をあわせて、後進の育成に拍車をかけました。2人の情熱と努力、訓練での高い要求と科学的な訓練の方法は、生徒たちの高い実力と毎年行われる全国青少年スポーツ学校大会と青少年選手権大会などで、優勝という成果をもたらしました。
この学校の男子バスケットボールチームは、今年半ばに行われた第55回全国青少年スポーツ学校大会でまたもや優勝しました。キムさんは、今まで9人の青少年スポーツの名手を育て、数十人の選手の後進を現役の列に立たせました。今も、キム・ボングムさんとパク・ウンビョルさんは、前途有望な選手の後進をより多く育てる燃える熱意を持って、後進の育成に情熱を捧げています。
生徒のリ・ホンチョルさんとインストラクターのパク・ウンビョルさんはこう話しています。
「私はこれからも訓練に励んで、必ず立派なバスケットボール選手になるつもりです」
「成果を収めましたが、それは始まりに過ぎません。これからも才能あるバスケットボールの選手の後進を多く育てて、国のバスケットボールの発展に役立てるつもりです」
（今日の朝鮮）
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