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ピョンヤンのマンギョンデ区域*1のチャンフンと言う町*2にバスケットボール・ファミリーがあります。
一家の所帯主であるキム・ヨンシクさんは、アムノッカン・スポーツ団で新進気鋭のバスケットボールの選手を育てるコーチです。奥さんのキム・スンニョさんは娘時代にアムノッカン・スポーツ団のバスケットボール選手、キャプテンでした。息子のキム・チョルチンさんとキム・チョルミョンさんは現在、アムノッカン・スポーツ団の現役バスケットボール選手です。
一名、バスケットボール・ファミリーと呼ばれるこの一家には自慢話が多くあります。現役時代に国際、国内競技で多くのメダルとカップをさらったキム・ヨンシクさんは、今はコーチですが、その下で国の栄誉を馳せる多くの後進が育っています。
この親にしてこの子ありと言いますが、二人の息子もやはり多くの競技に参加してメダルを獲得し、国内の男子バスケットボールでは無視できない選手と目されています。
奥さんのキム・スンニョさんは、夫と息子たちが獲得したメダルとカップを一家の一番の富とみなしています。いつもスポーツ団に付きっ切りの夫に代わって、幼い息子たちにボールの扱い方から始めてバスケットボールの基礎技術を一つ一つ教え、代を継いでバスケットボール選手になるべきだと教え諭し、押し立ててくれた、いわば、息子たちの初の恩師でもあります。今は、夫と息子たちがいつも競技で成果を収めるよう、妻として、母親としてすべてを尽くしています。
皆から尊敬されるバスケットボール・ファミリーは、国のスポーツの発展のために頑張り続けるのをこの上ない誇りに思っています。
（文化―くらし）
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