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幼稚園と小学校の教育は、人材教育への社会の関心が急速に高まっている今、一層重要な事となっています。朝鮮でその教育にどのように取り組んでいるかは訪朝客の誰もが知りたがっていますが、では一緒に、平壌教員大学へ伺ってみましょう。この大学では幼稚園と小学校の先生を養成しています。
大学で一番興味を引くのは小学校の授業の方法を習う実技室です。この実技室の特徴は小学校の環境によく似ている事です。
パキスタンのニガル・バーカトさんが教卓の前に立ちました。画面の中の生徒達に話しをかけたいようです。
「皆さん、こんにちは」
「こんにちは」
「どの科目を学んでいますか？」
「数学を学んでいます」
バーカト・ウラー（パキスタン）
「2足す2は幾らですか？」
「すみませんが、もう一度話してください」
「2足す2は幾らですか？」
「4です」
ワジム・クジミン（ロシア）
「バーチャル教育システムは最新のものです。わが国では、パイロットの訓練や特殊兵科にこのようなものが適用されています」
この実技室では学生達が、大学附属の小学校や幼稚園とのネットを通じたリアルタイム授業を行います。そして国中の十数校の教育大学との授業の相互合評や学術討論会も可能です。バーチャルまたは実地の環境での授業の方法をはじめユニークな方法は、学生達の実技、実践、弁論、発表の能力を養う上でとても効果的だといいます。
大学には子供達の知能開発の教育方法を習う、多機能化された普及室もあります。
こちらは美術・詩歌実技室です。ここで学生達は美術科目に幾つかの科目を互いに結びつけて、小学生の知能を総合的に開発する教育方法を習っています。ここに取り付けられた多用途の机と何度も筆の字を書ける布地、そして美術を習う学生達の為の電子黒板は国産品です。
「母親の教室」に入った来客はため息を漏らしています。ここでは母親に必須の子供の教育方法と共に、学校教育と家庭教育の結び付け方を教えています。
ロベルト・ジェッシ（イタリア）
「本当に素晴らしいです。このような珍しい教室は想像も出来ませんでした。ここでは現実にとても近い教育を与えています」
この他にも、様々な環境を教育に結び付け多くの現象や物を教材にする方法を習う教室、4D映画や遊戯を通して子供達の知能を評価する教育評価室、バーチャルリアリティー技術が取り入れられた教室は学生達の発見能力と創造力を高めています。
バーカト・ウラー（パキスタン）
「金正恩委員長の取り計らいで大学が増改築され、このように環境も快適になりました。21世紀は技術の発展を要しています。朝鮮で見たものは私の夢でしたが、その夢が現実となりました。
ニガル・バーカト
「再び学ぶ機会が与えられるなら、ここで学びたいです」
人材重視の時代に相応しく造られた平壌教員大学。ここで養成された創造型の教育人材によって、また朝鮮の未来を担う幼い人材が数多く育成されるでしょう。
（世界と朝鮮）
