麟山・キタタキ棲息地

キタタキは世界的に朝鮮だけに棲息する特産種です。朝鮮語でクルラクの鳥といいますが、体長は45センチほどで形は黒いキツツキに似ています。しかし、腹や脇、腰の部位が白いので簡単に区別できます。頭部の赤い部位は雄だけにあります。

キタタキは標高600メートル以下、分けても200～300メートルの地帯の森林の中に棲息します。朝鮮では久しい前からキタタキの保護、増殖の対策が講じられています。

ファンヘ北道*1リンサン郡*2、ピョンサン郡*3一帯にもキタタキの保護区が設定されています。リンサン・キタタキ棲息地は、ミョラク山脈*4の南の麓に沿ってリンサン郡のチテク里*5、アンチャン里*6、テチョン里*7、ペクチョン里*8、リョンプン里*9一帯の一部の地域を含めています。ここでは樹齢の多い栗の木が基本で、赤松と五葉松、楓など高木と低木が育っています。

朝鮮ではキタタキ棲息地がますます増えており、天然記念物に指定されています。

2016年の記事
 
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*1 黄海北道（황해북도）
*2 麟山郡（린산군）
*3 平山郡（평산군）
*4 滅悪山脈（멸악산맥）
*5 池沢里（지택리）
*6 安昌里（안창리）
*7 大村里（대촌리）
*8 白川里（백천리）
*9 輦豊里（연풍리）
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