海チルボの虹の岩は、朝鮮のハムギョン北道*1ミョンチョン郡*2ポチョン里*3の海辺にある岩です。海にまでせり出した山から始まり、海をまたいで、海中の岩につながった、まさに虹のようです。
朝鮮の名山チルボ山*4のハイキングコースの1つである海チルボ*5に位置していると言って海チルボの虹の岩と呼ばれています。虹の岩は砂岩などの上を玄武岩が覆い、その後、海水の浸蝕作用によって出来たもので、海チルボ一帯のカンソン門、松の島の意味のソル島、月の門と言う意味のタル門*6とともに名所の1つに数えられています。
西側の小高い丘には松とどんぐり、カエデなどが育ち、虹の岩のほとりの火成岩と調和して、風致を引き立てています。半月型の岩の穴に押し寄せる波が水しぶきとなって散る時は、雲の上にかかった虹のようです。
地殻の隆起運動によって出来た海チルボの虹の岩は学術的にも、またその景観によっても意義があるので、天然記念物に指定されています。
(観光)