リウォンの丸い石のバックアップ(No.1)

利原の丸い石

リウォンの丸い石はハムギョン南道*1リウォン郡*2の海辺で見られる天然の石です。この区域は長さ800メートル、幅30メートルで弓状に曲がっていますが、あちこちに転がっている丸い石がよく目に付きます。

海辺に聳えている硬い珪岩層で出来た絶壁に海の浸食作用が長い歳月にかけて及んだ結果生み出されたものです。風化作用によって出来た石の塊が絶え間なく寄せては返す波に洗われて真ん丸く、表面のつるつるした大きさ様々の卵のような形の石になりました。

色の白いものと、やや黄味を帯びたものがあり、真ん丸いものがあると思えば、楕円形のものもあります。ほとんどが玉石からなっています。一番小さいものは直径2～3センチ程度、大きいものは30センチにもなりますが、普通の大きさは15センチ前後です。最大で直径33センチになるものもあります。

大きさは海に向かうにつれ段々小さくなり、陸地と海の境目のところでは普通の海辺の石ころや粒の大きい砂ほどのものになっています。

リウォンの丸い石は朝鮮だけでなく、世界的にも珍しい天然の丸い石として外観上も、学術的にも意義があります。

2016年の記事