昔話「金の斧と鉄の斧」 をテンプレートにして作成
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*昔話「金の斧と鉄の斧」 [#q29165c3]
昔、ある村に正直で勤勉なセドリという少年が男やもめのお父...
セドリのお父さんは、長い間、病気を患っていました。
#ref(ike221027001_001.jpg,wrap,195x120)
それでセドリは毎日、芝刈りをしては薪を売ってその日暮らし...
ある日のことです。&br;
その日もセドリは背負子を背負って山に登りました。&br;
セドリは、高く太い木を鉄の斧で斬り始めました。もう少しで...
セドリは目の前が真っ暗になりました。
#ref(ike221027001_002.jpg,wrap,195x120)
ひとつしかない斧をなくしたので、床に就いたお父さんの薬代...
セドリはあまりにももどかしくて沼の岸を行ったりきたりした...
その時でした。&br;
静かだった沼の真ん中から水がぐらぐらと沸き立ったと思うと...
セドリはびっくりしました。&br;
おじいさんは長く伸びた髭をなでおろしながらやさしく聞きま...
「坊やはどうして泣くんだ」&br;
セドリは斧を沼に落として泣いていると答えました。&br;
「泣くな泣くな、わしが捜してやる」&br;
こう言っておじいさんは沼の中に消えてしまいました。
#ref(ike221027001_003.jpg,wrap,195x120)
しばらくしておじいさんがまた現れました。&br;
おじいさんの手にはぴかぴか光る金の斧がありました。&br;
「これが坊やの斧か」&br;
セドリは首を振って言いました。&br;
「違います、僕のはそんなに良いものではありません」&br;
おじいさんはまた沼の中に消えました。&br;
今度は真っ白い銀の斧を持って出てきました。&br;
「それじゃ、これがお前のか」&br;
今度もセドリは首を振りました。&br;
「違います、違います、僕のは鉄の斧です」&br;
おじいさんはまたまた沼の中に入って、今度は鉄の斧を持って...
「これがお前のか」&br;
「そうです、おじいさん、それが僕のです」&br;
セドリは喜んですぐさま鉄の斧を受け取りました。&br;
おじいさんはセドリを満足げに眺めては言いました。&br;
「坊やは本当に正直者だ、この金と銀の斧をみな持っていきな...
セドリは金と銀の斧を受け取り、おじいさんに深くお辞儀をし...
セドリは、沼の中に消え去るおじいさんを見送り、薪をして家...
#ref(ike221027001_004.jpg,wrap,195x120)
そして、金と銀の斧を売ってお父さんの病気を治しました。&br;
このうわさが村中に広がり、欲張りの金持ちの耳にまで届きま...
#ref(ike221027001_005.jpg,wrap,195x120)
金持ちはセドリを訪ねてきて、金と銀の斧のわけを聞き、あく...
沼に着いた金持ちの息子は斧で音を何回か出しては、木を切り...
すると、沼から白い髭を伸ばしたおじいさんがすっと浮かび上...
「お前はどうして悲しく泣くんだ」&br;
「斧を沼に落として泣くのよ」&br;
そしてまた大きく泣きました。&br;
おじいさんは沼に入って金の斧を持ってきました。&br;
「これがお前のか」&br;
「そうよ、それが僕のだよ」&br;
金持ちの息子はぴかぴか光る金の斧を見ると、ぴたっと泣き止...
おじいさんは金持ちの息子をにらみつけながらかんかんになっ...
「お前の斧が鉄の斧だと知らんと思うのか、ちびっ子がそんな...
#ref(ike221027001_006.jpg,wrap,195x120)
おじいさんは沼の中に消えて、二度と現れませんでした。&br;
すると金持ちは息子がセドリのようにしなかったので、金と銀...
欲張りの金持ちは金の斧をただで手に入れようとしたのが、自...
（コンテンツ―本）
RIGHT:'''2022.11.10の記事'''
#br
----
#include(vok_navi01,notitle)
//（コンテンツ―本 2022.11.13）
終了行:
*昔話「金の斧と鉄の斧」 [#q29165c3]
昔、ある村に正直で勤勉なセドリという少年が男やもめのお父...
セドリのお父さんは、長い間、病気を患っていました。
#ref(ike221027001_001.jpg,wrap,195x120)
それでセドリは毎日、芝刈りをしては薪を売ってその日暮らし...
ある日のことです。&br;
その日もセドリは背負子を背負って山に登りました。&br;
セドリは、高く太い木を鉄の斧で斬り始めました。もう少しで...
セドリは目の前が真っ暗になりました。
#ref(ike221027001_002.jpg,wrap,195x120)
ひとつしかない斧をなくしたので、床に就いたお父さんの薬代...
セドリはあまりにももどかしくて沼の岸を行ったりきたりした...
その時でした。&br;
静かだった沼の真ん中から水がぐらぐらと沸き立ったと思うと...
セドリはびっくりしました。&br;
おじいさんは長く伸びた髭をなでおろしながらやさしく聞きま...
「坊やはどうして泣くんだ」&br;
セドリは斧を沼に落として泣いていると答えました。&br;
「泣くな泣くな、わしが捜してやる」&br;
こう言っておじいさんは沼の中に消えてしまいました。
#ref(ike221027001_003.jpg,wrap,195x120)
しばらくしておじいさんがまた現れました。&br;
おじいさんの手にはぴかぴか光る金の斧がありました。&br;
「これが坊やの斧か」&br;
セドリは首を振って言いました。&br;
「違います、僕のはそんなに良いものではありません」&br;
おじいさんはまた沼の中に消えました。&br;
今度は真っ白い銀の斧を持って出てきました。&br;
「それじゃ、これがお前のか」&br;
今度もセドリは首を振りました。&br;
「違います、違います、僕のは鉄の斧です」&br;
おじいさんはまたまた沼の中に入って、今度は鉄の斧を持って...
「これがお前のか」&br;
「そうです、おじいさん、それが僕のです」&br;
セドリは喜んですぐさま鉄の斧を受け取りました。&br;
おじいさんはセドリを満足げに眺めては言いました。&br;
「坊やは本当に正直者だ、この金と銀の斧をみな持っていきな...
セドリは金と銀の斧を受け取り、おじいさんに深くお辞儀をし...
セドリは、沼の中に消え去るおじいさんを見送り、薪をして家...
#ref(ike221027001_004.jpg,wrap,195x120)
そして、金と銀の斧を売ってお父さんの病気を治しました。&br;
このうわさが村中に広がり、欲張りの金持ちの耳にまで届きま...
#ref(ike221027001_005.jpg,wrap,195x120)
金持ちはセドリを訪ねてきて、金と銀の斧のわけを聞き、あく...
沼に着いた金持ちの息子は斧で音を何回か出しては、木を切り...
すると、沼から白い髭を伸ばしたおじいさんがすっと浮かび上...
「お前はどうして悲しく泣くんだ」&br;
「斧を沼に落として泣くのよ」&br;
そしてまた大きく泣きました。&br;
おじいさんは沼に入って金の斧を持ってきました。&br;
「これがお前のか」&br;
「そうよ、それが僕のだよ」&br;
金持ちの息子はぴかぴか光る金の斧を見ると、ぴたっと泣き止...
おじいさんは金持ちの息子をにらみつけながらかんかんになっ...
「お前の斧が鉄の斧だと知らんと思うのか、ちびっ子がそんな...
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おじいさんは沼の中に消えて、二度と現れませんでした。&br;
すると金持ちは息子がセドリのようにしなかったので、金と銀...
欲張りの金持ちは金の斧をただで手に入れようとしたのが、自...
（コンテンツ―本）
RIGHT:'''2022.11.10の記事'''
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//（コンテンツ―本 2022.11.13）
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