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#author("2020-02-29T20:46:24+09:00","default:pop hok","pop hok") *深化するばかりの中米間の戦略的対立と摩擦 [#m1fc4948] 中米間の対立と不和が続いています。アメリカは露骨に中国脅威論を唱え反中国の世論を大々的に喚起しています。 先日もアメリカは第56回ミュンヘン・セキュリティ会議で、中国の政治体制と政策についての大々的な非難キャンペーンを張りました。国務長官、議会下院議長、国防長官等アメリカ政界の大物達が我先にと中国脅威論を煽り立てました。 アメリカ国務長官は、「中国等一部の国が帝国になろうとして国際秩序を不安がらせている」と非難しました。アメリカ国防長官も中国共産党の活動に難癖を付け、「国際社会が中国による挑戦を意識するのが重要だ」と言いました。一方、アメリカ議会下院議長は''華為技術会社''((華為技術（ファーウェイ）、発音は「かいぎじゅつがいしゃ」と言っている。))の経営活動と世界的範囲での科学技術の交流を「社会体制の輸出だ」と貶しました。 アメリカは単に中国脅威論を煽り反中国の世論を喚起するに止まらず、実際の行動で中国の活動と発展を押さえつけようとしています。先日アメリカは自国常駐の中国のマスコミ5社の代表部をアメリカにある外交団体と決め付け、国務省にその要員と財産を登録する事を求めました。言論の自由を標榜したアメリカが中国のマスコミへの干渉を露にしている事は、中国の強い反感を買っています。 またアメリカは中国の華為技術会社の経営活動を押さえつける目的の下に、詐欺及び商業機密窃取陰謀の容疑があるとして会社を新たに起訴しました。更に他の国の通信大手との協力を通じて華為技術会社にプレッシャーをかけようとしています。これに中国が強く反発しています。 先日、中国国務委員兼外相は西側の或るマスコミのインタビューに答えて、「アメリカが中国脅威論を唱えているが脅威について言おうならアメリカが中国を脅かしている。中国全国人民代表大会は一度もアメリカの内政関連の議案を採択した例（ためし）が無い。しかしアメリカ議会は相次いで中国の内政に干渉する議案を採択している。また中国は一度もアメリカの企業に制裁を加えた事が無いが、アメリカはあらゆる面から中国企業を押さえつけ中国の発展の権利を制限している」と主張しました。 このように中米間の攻防戦は時間が経つにつれ激しさを増しています。 アナリストは「アメリカが露骨に中国を戦略的な敵手と見做して猛攻撃を加えている」とし、「その為中米間の戦略的対立と摩擦は更に深化するだろう」と評しています。 （時事評論） RIGHT:'''2020.02.28 サイト音声の聞き書き''' #br ---- #include(vok_navi01,notitle) //（200228 サイト音声の聞き書き ije200226002.mp3） //http://175.45.176.83/vod/media/cbc_pddata/cbc_ije200226002/ije200226002.mp3 //200228_深化するばかりの中米間の戦略的対立と摩擦
