ピョンヤン市*1で街の面貌やエコシステムを改善するための園芸緑化に励む中、ケヤキを街路樹に広く利用しています。
ニレ科のケヤキは落葉高木ですが、高さは30メートル、直径は2メートル程です。ケヤキは見た目もよいばかりか、夏は緻密な樹冠が広い面積の陰を落とし、大気浄化力も強いので街路樹に適しています。
中央植物園でケヤキを市内の各所に植えるための取り組みが進められています。ケヤキのことで講習も行い、科学的な苗木栽培の対策も講じています。また、担当区域制を実施して従業員みなが苗木の肥培管理をきちんと行うようにしています。
中央植物園では今年だけでも4000本以上のケヤキを市内の各所に植え、街の風致を引き立てました。テソン区域*2リョミョン通り緑化管理所を始め多くのところでは、ケヤキを区域内の主な場所と道路に多く植え、栽培に力を入れています。
キム・ソンジン作業班長のお話です。
「肥培管理は、春と秋に剪定で形を整え、たるんだ枝や死んだ枝は切り落とす方法で行っています。また、街の風致の効果を出すため色々な形に整えています」
ケヤキを利用した園芸緑化により、市内のエコシステムはさらに美しくなっています。
(文化―くらし)