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（字幕）「朝鮮の声」貴中
私はピョンヤン医科大学病院の循環器内科に入院中のムン・ギョンボクといいます。
先日、47歳の誕生日を迎えました。
私は生まれて3ヶ月目に動脈管開存症という先天性疾患で、9年しか生存出来ないという医学的診断を受けた者です。
私自身も信じられない事ですが、如何にしてその9年の5回も上回る47年間も生き延びたのか、その事をきっと話さなければと思いました。
それでこのようにペンを取ったのです。
（字幕）ピョンヤン医科大学病院の循環器内科で20年以上も入院治療を受ける
循環器内科の医長チョ・ヨンボンさん。
「朝鮮でムン・ギョンボクさんのような重患は各病院に固定の患者として登録され、日常的な医学の監視と対策が取られているだけでなく、随時、入院治療と療養治療を受けるよう計らっています。居住地域の食品店では栄養剤を切らさず供給しています。その費用は全て国持ちです。つまり、国が個々人の生命の安全に全責任を負っているわけです。そこで条件をつけたり、打算したりすることなく、患者を無条件回復させること、これが私たち医師の姿勢と立場です」
ハム・スウンさん。
「ムン・ギョンボクさんが病院に入院した当初は今すぐにでも命が絶えるようでした。でも、循環器内科の医師の皆がムンさんを必ず蘇らせようという一念で、治療に取り掛かりました」
ハン・グムスンさん。
「私がじかに見たことですが、ムン・ギョンボクさんが年に平均1～2回、はては何ヶ月間も入院して多量の薬物と注射、数十回の検査を通じて病状の診察と治療を受けるのですが、それは実に莫大な量です。もちろん、私たちもありがたいこの国で無料治療を受けていますが、知っていることより知らず知らずに受ける恩恵がどんなに大きいものか痛感したものです。本当に驚きでした。どんなに莫大な資金がかかったでしょう」
医師チャン・チョルウンさん。
「ムンさんの治療を私が受け持っています。病状が普通と違って予測しがたい、と言うこともあって、いつも症状を監視し、対策を講じなければなりませんね」
患者チョ・ソルギョンさん。
「医師、看護士の皆さんが真心を尽くしてくれましてね、夜を明かして患者に付きっ切りで、誕生日ともなりますと、誰よりも先に花束と記念品を持たせたり、悩み事でもあってはと、温かく顧みるその姿は実の親、兄弟そのものでした。他の患者たちもムンさんのことに気を配りました。皆がきれいな心の持ち主でした」
正直言って私のような者が国の為、一シャベルの土でも掬う事が出来るでしょうか？
けれど国では47年間、私の命を守ってくれました。
この地に生まれた人なら一人残らず抱き込んでその運命を守ってくれる有難い保健医療制度。
誰彼問わず美しい人間に育てる共和国を世界に誇りたい。
私に出来る事はこれだけでしょう。
世界の人々に私のこの話を伝えて下さい
（今日の朝鮮）
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