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チュチェ99（2010）年3月、偉大な金正日総書記がキムチェク製鉄連合企業所を現地指導した時のことです。この日、企業所を見た金正日総書記はこれから鋼材の生産を高いレベルで正常化するためには、生産工程全般の近代化を大胆かつスケール大きく実現するべきだとし、熱間圧延工程の近代化を早める課題を示しました。
国家科学院のオートメ化研究所のパク・ソンチョル研究室主任は総書記から与えられた課題を必ず実現する一念で、生産現場に赴きました。大学を卒業して何年しかならないパクさんはまだ30代でした。そのパクさんがキムチェク製鉄連合企業所の熱間圧延工程の近代化のような重要任務を受け持ったのは、決して簡単なものではありませんでした。
パクさんは粘り強い探究と努力で、熱間圧延工程の近代化の展望を開きました。これが金正日総書記に喜んでいただくとは、パクさんもついぞ知らなかったのです。
チュチェ99（2010）年12月、またもやキムチェク製鉄連合企業所を訪れた総書記は、科学者、技術者がCNC化を実現するための技術上の準備を短期間に終えたと高く評価しました。そして、パクさんにじきじき感謝しました。
パクさんにとっては光栄この上ないことでした。総書記の信頼は、科学者により高い目標を掲げて進む飛躍の翼をつけてくれるようなものでした。
チュチェ103（2014）年8月、プロジェクトが完成し、鋼片の入力から製品の出荷に至るまでのすべての生産工程に指令と生産指揮システムが確立した時、パクさんは熱い涙を流しました。
パク・ソンチョルさんのお話です。
「私たち科学者の誇りとは何でしょう！科学で国に尽くし、労働党に従うことではないでしょうか！これまで研究に励んだものの、それは始まりに過ぎません。敬愛する金正恩元帥は科学技術の力ですべての部門を早く発展させ、人民の楽土を建てるのが朝鮮労働党の決心で、意志だと明言しました。私は思索と探究を重ねて科学の最先端を突破することにより、国と人民が求める真の愛国者、科学者の人生を輝かせるつもりです」
（偉人伝）
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