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ピョンヤンの真ん中を流れるテドン川*1の岸辺に朝鮮民族の英知と才能を誇るピョンヤンの鐘があります。ピョンヤンの鐘は朝鮮の大きい鐘の一つとしてその模様が美しく、音も壮快でピョンヤン名物に知られています。朝鮮人民は今も国の解放後、除夜の鐘の音を聞きながら新年を迎えた時のことを忘れずにいます。
チュチェ34（1945）年の大晦日の日の朝のことです。この日、偉大な金日成主席は一人の幹部を呼び、日帝侵略者のいない世の中で初めて迎える正月を人民みなが楽しく、有意義に過ごすようにすべきだとして、夜12時に除夜の鐘を鳴らすようにと言いました。
主席はピョンヤンの鐘は先祖たちが外来侵略者を退ける時に利用した重要な防衛信号の手段だったとし、貴重な文化遺産であるピョンヤンの鐘も日帝が朝鮮を占領してからは日帝に押さえつけられ、音を出せずに閉じ込められていたも同じだ、国も解放されたのだから当然、自分の音を出すべきだ、鐘を鳴らせば、人民がいっそう感激するだろう、と言いました。
こうして解放の喜びに溢れるピョンヤンで除夜の鐘の音が高らかに響き渡りました。解放なったこの国に響き渡った初の除夜の鐘の音、これは朝鮮民族の再生を告げる意義深い音で、民族繁栄の時代を告げる歴史の宣言でもありました。
ピョンヤンの鐘は昔のままに保存されており、その日のことを今に伝えています。
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