#author("2017-03-15T21:24:37+09:00","default:pop hok","pop hok")
*金日成主席と「ふるさとを思う歌」 [#b7a871ad]
長期にわたる厳しい革命闘争を展開して奪われた国を取り戻した偉大な金日成主席が一生涯、心の中に秘めていた歌があります。「''ふるさとを思う歌''」です。
>古里を発つ朝　わが母は&br;
門に出て涙ぐみ&br;
「さあ、おゆき」その言葉&br;
あ、耳を打つ&br;
・・・

金日成主席は生前、この歌をとても愛唱しました。血みどろの抗日戦の日々に、月の明るい山の焚き火のそばでも歌い、また、つつじの花が咲いた小川の辺でこの歌を歌って隊員たちに愛国心を植え付けました。

チュチェ25（1936）年4月、中国東北地方の漫江というところであったことです。新しく編成された朝鮮人民革命軍の主力部隊は、主席の引率の下、漫江に着いて数日間、宿営することになりました。この日、主席は抗日の女性英雄金正淑女史が女性隊員と共に森の中の小川で洗濯をしながら歌う故郷の歌を聞きました。

宿営地を見回っていた主席は2人に近づき、故郷が懐かしいようだね、と聞きました。そして、故国を離れた人はいつも故郷の春が格別懐かしいものだ、朝鮮はこの頃ともなれば本当に美しい、4月のマンギョンデ((万景台（만경대）))は花にうずもれ、絵のように美しかったと故郷のマンギョンデのことを色々と思い起こしました。

国の解放のために有志を抱いて試練に満ちた革命の道を歩んだ父について、また、父の遺言通り不自由な体で苦労の限りを尽くし、息子の革命活動を助けた母について、組織されたばかりの反日人民遊撃隊を率いて南満州への遠征に発つとき見送ってくれた母との最後の別れについて語りました。話を終えて、深い思いに耽っていた主席は静かな声で歌を歌い始めました。「ふるさとを思う歌」でした。

主席を仰ぐ金正淑女史は熱い祖国愛と民族愛を覚えました。隊員たちも、主席の愛唱するこの歌を歌い、マンギョンデを心の古里として胸に刻みつけました。抗日の日々にいつもこの歌を歌い、試練に耐えて朝鮮の解放をもたらした主席は80の高齢にも国と人民への熱い愛情をもってこの歌を歌い続けました。

このように、「ふるさとを思う歌」は、国と人民のため全てを尽くした金日成主席が一生涯愛唱した革命の歌、永遠の闘争の歌でした。
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RIGHT:'''2012年の記事'''
LEFT:[[金日成]]
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