草花の博士

春を迎えてピョンヤン市民の家々は美しい草花で飾られていますが、これはそのまま生活環境を一新しています。ピョンヤンのソソン区域*1のリョンモッと言う町*2の第44居住人民班*3に住むパク・ヨンウォンさんの家にも美しい花々が咲いています。

パクさんの家で色々な観賞植物を育て始めたのは、今から4年前のことです。最初は草花の知識と経験が乏しく、植物が病気にかかってしぼみ、大きくならないので苦心しました。その過程にパクさんは草花を立派に育てるのも、朝鮮式社会主義の新しい文化を目指し、それを享受する文明創造の甲斐ある仕事であることを自覚しました。それで草花関係の本を読み漁り、他の家の経験を見習いながら草花の栽培に真心を尽くしました。

努力の甲斐あって、美しい花が咲き、観賞植物特有の姿を現し始めました。こうなると、家族のみなが他のところから良種の草花を持ってくるなど、栽培に積極的に加わりました。草花の配置と剪定などを科学的に行い、住宅の空間の利用率と観賞の効果を高めることにも多くの手間をかけました。

今、多くの人がパクさんの家を訪ねていますが、観賞植物で生活環境を変化させたことに感心して、パクさんを「草花の博士」と呼んでいます。経験と秘訣についてパクさんに言わせますと、草花の栽培は自分の手で家と村、生活環境を美しくしようとの心があれば充分だとのことです。

パク・ヨンウォンさんの家では美しい花を多く栽培して、区域の町と公園の風致作りにも一役買っています。

（今日の朝鮮）

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2022.03.23の記事
パク・ヨンウォン：情緒豊かな生活
リョミョン通りの「花の家」、家庭の幸せ（花の家）、花を育てる、花を育てるおばあさん、花を育てる喜び、文化生活の一面、街の小さな育苗場
 
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*1 西城区域（서성구역）
*2 蓮池洞（련못동）
*3 20～40世帯ごとに組織される住民の相互扶助組織。班長、衛生班長、扇動員等が置かれる。学習や自己批判の場を設けて思想を統制するとともに、さまざまな動因をかける末端組織でもあり、密告奨励によって監視システムの一翼をも担っているといわれる。旧ソ連の統治システムと類似しているものだが、日本が1940年に大政翼賛会の末端組織として導入した「隣組」を模倣したとの説もある。（ネット上の情報）
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