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カン・ソンヒ（カン・ソニ）：朝鮮労働党第8回大会では2021年から2025年までの5ヵ年計画期間の経済戦略が示されていますが、それについてお話を伺いたいと思います。
キム・ソンチョル*1：はい。その経済戦略は整備戦略・補強戦略です。これは国の経済を外部の影響（要因）に左右される事無く円滑に運営される、つまり正常の軌道に乗せるという事、それがその目的です。
カン・ソンヒ：この新たな経済戦略を実行する為にどのような取り組みが行われているのですか？
キム・ソンチョル：はい。 色々とありますが、この突破口をですね、あれを金属工業に定めています。
カン・ソンヒ：つまり金属工業を盛り立てる事で、この突破口を切り開くという事ですね。
キム・ソンチョル：はい、そうです。鋼材の生産レベル、それは取りも直さず全般的な5ヵ年計画の遂行率と言えますからね。
カン・ソンヒ：はい。金属工業の役割りによって自立経済の運命が左右されると言いますからね。
キム・ソンチョル：その通りです。云わば金属工業が力を発揮すれば化学と電力・石炭・機械工業といった基幹工業部門が活力に溢れて発展し、そして人民生活に直結する農業・軽工業・水産業も活性化する事が出来るからです。
カン・ソンヒ：第8回党大会では金属工業部門で新たな展望計画期間にチュチェ鉄の生産システム、これは国内の原料と技術による鉄の生産システムですよね。
キム・ソンチョル：はい、そうですね。
カン・ソンヒ：チュチェ鉄の生産システムを技術の面で完成し能力を拡張して、鋼材の生産を画期的に増やす事について強調していますが。
キム・ソンチョル：はい。そのチュチェ鉄の生産システム、それを技術の面で完成する事、これは自立経済の50年、いや100年の未来に関わる死活の重大事です。朝鮮式の製鉄システムは確立はされていますが、その正常運営とコストダウン・クオリティーアップ等まだまだ解決すべき問題は沢山あります。チュチェ鉄の生産システムの確立と言っても、その正常な運営と実際の鋼材の生産があってからのことです。それだけに現行の鉄の生産を正常化し新たな生産能力を確保するのも重要な事です。
カン・ソンヒ：それで今、主な製鉄所・製鋼所で現存の生産工程を先進技術で改造し、省エネ型の新たな製鉄炉を建てて生産能力を拡張しているんですよね。
キム・ソンチョル：そうです。鋼材の生産を増やす為に鉄鉱石の生産を活性化し、北部地方に埋蔵されている褐炭を、その褐炭を銑鉄の生産に利用する科学技術上の問題を解決する為の研究も深めています。
カン・ソンヒ：そうですよね。金属工業部門が国家経済の頼もしい支柱工業ですからね。
キム・ソンチョル：その通りです。支柱ですからその役割りを果たしてこそ自立経済の威力を絶えず発揮させる事が出来ます。金属工業に力を入れて経済全般の発展を促し社会主義建設の新たな勝利を収める、これは朝鮮労働党の意思です。
カン・ソンヒ：はい。朝鮮労働党第8回大会で示された5ヵ年計画期間の経済戦略についてお話を伺いました。
（政策）
