![[PukiWiki]](image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")
先日、日本で人々の想像を絶する妄言を吐いて世界を驚愕させる事件が発生しました。マスコミに公開された所によりますと、日本の或る野党党首が世界的な人口増加について云々した挙句、「馬鹿げた国ほど子を沢山産んでいる、馬鹿げた民族とそうした人達を虐殺するべき」という妄言を吐いたのです。
極悪なファッショ分子を思わせるこの野党党首なる者の悪態は、個人の歪んだ思考観点の表われとだけ見るものではありません。野獣の本性が体質化し腐り果てた日本の政治風土の申し子であるという所に問題の本質があるのです。
女性を「子を産む機械」だと冒涜したのも他ならぬ日本の政治家で、旧日本軍性奴隷犯罪の被害者を「自主的な売春婦だ」と罵ったのも所謂日本で政治を司るという者達です。
親が子を産み育てるのは自然な事で、女性と子供達を優遇し見守るのは社会的に称えるべき美徳です。世界的に見ましても『世界子供の日』をはじめ子供の記念日が制定される等、子供への関心を高める問題が重要な事として提起されています。しかし日本では子供に対する虐待が社会中に蔓延っています。
2017年のまとめによりましても子供の死亡で一番多くの比重を占めるのは、自己や病死ではなく虐待による自殺だとの事です。2018年にも被害を被った子供の数が2017年に比べ21.3％増えるという推移です。
児童虐待だけでなく女性蔑視・社会的不平等も日本では深刻な社会的問題となっています。日本では女性が妊娠すると優遇するのでなく職場から追い出します。職場から追い出されるのを懸念して一生一人で暮らす女性が増え続け、また結婚した女性であっても子を産まないというのが社会的現象となっています。
日本では出生率低下が深刻な社会的問題となっています。このように出生率低下の事で頭を悩ましているくせに「矢鱈と子を産む民族を虐殺するべきだ」とほざいたのは、他国と他民族に対する我慢ならない冒涜で骨髄に徹した人間憎悪の思想の表われです。
日本当局が「出生率低下問題を解決する、女性が光を放つ社会をつくる、児童虐待行為を根絶する為に総力を結集する」と言っていますが、それは只のジェスチャーに過ぎません。
腐り果て病みついた土壌で、美しい花は咲かないものです。
（時事評論）
