#author("2017-04-15T22:48:01+09:00","default:pop hok","pop hok")
*私の母そのままの朝鮮労働党 [#eedf7b21]
'''日本人女性の手記'''

>「私の本名は''小林久子''で、生まれ故郷は横浜です。朝鮮に来たのは無条件で夫に付いていかなければならないという義務感からでした。歳月の流れと共に80の高齢になって見ますと人々に是非話したいことがあります。それは朝鮮に住む日本人女性皆がそうであるように私も社会主義の朝鮮を実家のように思っているということです。

>1960年7月、29番目の帰国船で朝鮮に来ました。チョンジン市((清津市（청진시）))民の歓迎を受け、チョンジン港に降りた私たちは、ヘジュ市((海州市（해주시）))に配置されました。着の身着のまま帰国した私たちでしたが、生活に不便がないようにとお米と台所用品、布団など全ての条件が揃った家がただであてがわれました。夢を見ているようで世の中にこのような国もあったのかとびっくりしました。そこで私たちは隣近所の人たちの思いやりの中、一年ぐらい幸せな生活をしました。

>1961年、私は外国文出版社に転職した夫に付いてピョンヤンに上がって来、当時のソンギョ区域((船橋区域（선교구역）))にある住民が清潔な環境で生活出来るようにする所で働くことになりました。ここで朝鮮労働党の党員たちの清らかな精神に接し、私も党員になりたいとそれとなく思うようになりました。それで人知れず入党請願書を書いたこともありました。しかし、あ、私は日本人だわ、と思い、敢えて入党請願書を出せませんでした。

>こうした私の心のうちを察してくれたのが労働党の組織でした。党組織では25年の間、入党請願書を胸に秘めてきた私を栄えある朝鮮労働党に受け入れました。そして、偉大な''金日成主席のネーム入りの時計''も贈り物として頂きました。私は朝鮮労働党はまさに共和国に住む人々皆を何の差別もなしに見守ってくれる母そのもので、運命の守り手であると身をもって感じました。

>その後、私は''チュチェ思想塔''の解説員に任命されました。朝鮮に住む日本人女性に与えられる党の信頼は、このように深くも深いものでした。しかし、まだまだ朝鮮語も流暢でない私が、まともな解説ができるだろうかと心配でなりませんでした。それでどうしてもできないと断りました。その時、党組織では私のせいにするのではなく、いくらでも出来ますと力づけてくれました。このように細やかに導いてくれる朝鮮労働党の許で私はチュチェ思想塔の一人前の解説員になりました。

>1992年12月には、国レベルの大会である''朝鮮知識人大会''に参加して光栄にも金日成主席と共に記念写真を撮りました。その時、あまりにも労働党が有難くて偉大な金正日総書記に心からの感謝の手紙を送りましたが、総書記は身に余る直筆の返書を送ってくれました。

>過ぎし日々の私の人生の端々には、この地の全ての人々の運命をあくまで責任持って見守ってくれるありがたい労働党の配慮が熱く刻まれています。私は一つしかない母なる偉大な朝鮮労働党を世界に向けて声高らかに誇りたい思いでいっぱいです」
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RIGHT:'''2012年の記事'''
LEFT:[[朝鮮労働党]]、[[チュチェ思想塔（主体思想塔）]]
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