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朝鮮の農業研究院の農業ナノ技術研究所で、国の農業の発展に実質的に役立つナノ技術製品の研究で成果を収めています。
研究所のチェ・ソンリョン所長のお話です。
「ナノ技術は物質のもっとも小さい微粒子である原子、分子を扱う、すなわち原子、分子を操縦する技術です。物質をナノクラスに分けると、普通には見られない新たな物理化学的性質が現れます。私たちは、物質のナノ化の過程に生まれるこのような物理化学的性質を農業部門に取り入れるための研究を、正しい方法論を持って絶えず深めてきました。その過程に、農作物の生物学的特性に合う各種ナノ材料とナノ技術製品の開発に成功しました。私たちが開発したナノ材料とナノ技術製品は、現実に広く取り入れられ、一般化されています」
チェ所長をはじめここの科学者が開発したナノ珪素肥料は、今まで使ってきた珪素肥料より極少量を施し、病害虫に対する抵抗力を高め、光合成能力を強めて、ヘクタールあたりの収量を高めます。干拓地での稲作で，塩基の余計な吸収を防ぎ、節水型農法の実現でも効果があります。
農業用ナノ殺菌剤は農業生産に切実に必要な殺菌剤をナノ技術に基づいて作った、効果と実利大のナノ技術製品です。このナノ殺菌剤は、今までの一般的な殺菌剤に比べて使用量がとても少なく、病原菌の細胞への浸透拡散力が大きく移動性と付着性がよいことで、効果が非常に大きく、適用対象が広いだけでなく人と環境に優しいというメリットがあります。
ナノ機能性フィルムは、ナノ機能性材料の独特な性質により、丈夫な苗の育成にとても有利な条件を作り、好評を博しています。そのほか、研究所では、国の農業生産を実質的に増やすのに役立つ40種あまりのナノ材料と各種ナノ技術製品も開発しました。
ここの人たちは今、協同農場の田野に豊かな実りをもたらすうえで切に求められるナノ材料とナノ技術製品をより多く開発する一念で、研究に打ち込んでいます。
チェ所長は語ります。
「私たちは科学で飛躍し、教育で未来を保障することについての労働党の崇高な意図にのっとり、引き続き先端を突破しようと思います。世界と堂々と渡り合えるナノ技術をより多く開発して、農業生産を画期的に高めるのに寄与するつもりです」
（今日の朝鮮）
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