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油絵「子供たちと共にいる金日成主席」です。太陽のような明るい微笑を湛えて、子供たちと交わる偉大な金日成主席の優しい声が聞こえてくるようです。
気兼ねなく主席の中折れ帽子をかぶって自転車に乗っている子供、ベンチの後ろから主席の肩に手を載せて囁く子供、履物が脱げるのも知らずに懸命にベンチに上がる子供、男の子とは違って、主席に近づいてしとやかに佇んだまま、喜びでにこにこと笑う女の子たち。各々の子供たちの姿に、いつも会いたかった優しい主席に見えた喜びで胸を躍らせる子供たちの純粋な気持ちがリアルに表れています。
朝鮮美術博物館のキム・スンミョンさんのお話です。
「この作品は、子供たちへの金日成主席の深い思いやり、そして、主席と子供たちとの血縁も同じ親しい間柄をそのまま表しています。主席は、わが社会では子供たちが国の王様だと言って、子供たちを一番愛し、大切にしました。主席は、作品にも描かれた児童公園だけでなく、国中に託児所、幼稚園、学校、少年宮殿も一番良い所に建てるようにし、子供たちのためなら何も惜しみませんでした。そして、国中の子供たちを訪ね、深い恩情を向けました。恵み深い主席の下で、子供たちみなが幸せに育ちました。それで、子供も大人も、人みなが主席を父と仰ぎ、心から信じて慕ったのです」
作品は、公園のベンチを対角線の方向にし、主席を中心に子供たちを円形に配して、画面の構図の特性を生かしています。すがすがしい空気を感じさせる青葉生い茂る木立の爽やかな色彩と美しく朗らかな気分を与える子供たちの服の色など、季節感溢れる明るく柔らかな色彩が新鮮な感性を届けてくれます。
この油絵は、チュチェ52（1963）年、功労芸術家キム・リングォンさんによって創作されました。キムさんは名画を多く出した才能ある画伯で、創作の指導にも当たりました。
息子のキム・ミョンホさんのお話です。
「ある日、出張先から帰ってきた父は、私の妹が見たくて幼稚園に行きました。妹と数人の友達が歌も歌い、踊りもして楽しく遊んでいました。『われらの父は金日成元帥 わが家は党の胸』こう歌っている子供たちを見て、父は金日成元帥は子供たちを一番愛し、国の王様と呼んで、子供たちのためなら何も惜しまず、愛情の限りを尽くしている、また、子供たちは金日成元帥を父と呼び慕い、幸せに育っている、このような国が他にあるものか、と思ったと言います。インスピレーションが湧いて、私と妹、町の子供たちをモデルに絵を描きました」
油絵「子供たちと共にいる金日成主席」は、不世出の偉人の気高い風格を思想性・芸術性共に感銘深く表したことで、国宝レベルの名作として光り輝いています。
（芸術）
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