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今から64年前のチュチェ42（1953）年7月27日、朝鮮の軍隊と人民は、3年間の祖国解放戦争で、世界で一番強いと豪語していたアメリカを首魁とする侵略集団を打ち破り、輝かしい勝利を収めました。
天才的な軍事戦略家で百戦百勝の鋼鉄の総帥である偉大な金日成主席に導かれる朝鮮の軍隊と人民は、英雄朝鮮の尊厳と不屈の気概を遺憾なくとどろかせました。意義深い戦勝の日を迎える朝鮮の軍隊と人民は、民族の誇りで胸いっぱいです。
1950年6月25日、アメリカは共和国北半部を不意に侵攻しました。朝鮮人民は侵略者に屈服して又もや奴隷になるか、決死の覚悟で戦うかの二者択一を迫られました。金日成主席は緊急閣議を開き、決定的な反撃で侵略者を掃滅することについての歴史的な演説を行いました。
敵軍の侵攻を食い止め、即時、決定的な反撃に移ることについての主席の命令に従い、人民軍の各部隊は、敵軍の侵攻を撃退して怒涛のごとく南へ進撃し、敵軍の火力密度が最も稠密な38度線地域の主力を一挙に掃滅し、戦争勃発から僅か3日めに敵の牙城ソウルを落としました。
敵軍を仮借なく追撃し、なんとしても急速に攻撃すること！
連続攻撃の作戦を練り、頑強な意志と展開力で実践に移す主席の正しい導きのもと、人民軍部隊は僅か一ヶ月余りの間に南半部地域の9割以上と人口の92パーセント以上を解放する赫々たる戦果を挙げました。
痛快な戦闘はアメリカを驚愕させ、手に汗を握って注視する世界の人々を驚かせました。
戦争最中のチュチェ39（1950）年7月のある日、金日成主席の乗った車が前線に向かって走っていました。車がリムジン川*1に着いてみると、敵機の爆撃で橋は寸断されていました。
荒れ狂う川に長いこと目をやっていた主席は、随員に、この辺あたりに鉄道橋があるはずだからそれを渡ろうと言いました。随員は唖然としました。一寸先も見えない闇の中を、それもいつ敵機が襲いかかるか知れない中で車で鉄道橋の枕木をまたぐのは危険極まりないことでした。
随員は、鉄道橋はだめですと、主席の前を立ちはだかりました。すると、主席は前線の兵士たちが待っている、前線では今この時刻も兵士たちが血を流して戦っているのにためらうことなどない、早く渡ろうと言いました。こうして車は月も見えない真っ暗闇の中、リムジン川の鉄道橋を渡って前線に向かいました。
苛烈を極める戦争の日々に主席がこうして歩んだ前線の道は数え切れないほどでした。チュチェ39（1950）年10月のある日、前線視察を続けていた金日成主席はある峠道で一人の農民に会いました。主席は農民にこんな夜更けにどこへ行くのかと聞きました。
農民は金日成将軍を訪ねて北の方へ行くのです、金日成将軍のところへ行ってこそわれわれが戦争に勝ちます、この老躯もそれだけははっきり知っていますと答えました。一寸先も見えない真っ暗闇の中で相手が誰か分からない農民が気兼ねすることなく言ったこの言葉は、そのまま戦う人民の本音で信念そのものでした。
戦勝革命事績館の学術研究員リ・ジンオクさんのお話です。
「金日成主席はそのときのことがいつまでも忘れられず、アメリカが朝鮮人民の信念を挫こうと、もう戦争に勝ったかのように喧伝し、最高司令部についてのデマを流していた厳しいときも、指導者と労働党を固く信じる人民がいる限り、敵軍のいかなる猛攻撃もゆうに食い止め、威力ある総反撃の道を開くことができると言う確信を更に固めたと感慨深く思い起こしました。このように主席は軍隊と人民のことを思い、また、軍隊と人民の胸の中には常に主席がいました」
正に、金日成主席は砲煙弾雨をくぐって前線視察の道を歩み続け、軍隊と人民に勝利の信念を持たせました。
民族の運命を又もや救い出し、社会主義強国建設の明るい未来を開いた偉大な金日成主席と金正日総書記の百戦百勝の歴史は、敬愛する最高指導者金正恩元帥によってそのまま受け継がれています。
チュチェ106（2017）年7月4日、朝鮮は新しく開発した大陸間弾道ロケット「ファソン14」型のテスト発射に完全成功しました。これは、自主権と尊厳に手出しする者は情け容赦ない報復打撃を逃れられないと言う先軍の朝鮮の誇り高い宣言でした。
このニュースは、全世界を沸きかえらせました。
連続攻撃で反米対決と社会主義強国建設の最終的勝利を早めている金正恩元帥の精力的な導きと強い胆力、不眠不休の献身と労苦により、社会主義朝鮮は原子爆弾、水素爆弾とともに大陸間弾道ロケットまで保有しました。
7月の空に響いた朝鮮の雷鳴は、自国で他国の領土に爆弾を飛ばしていたアメリカの歴史は永遠に終わったと言うことを厳かに警告しました。
勝利一路を進む朝鮮の強い力にかなう者は世界にいません。
7月27日、この勝利の日があって朝鮮の勝利は永遠のものです。
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