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ピョンヤンのソソン区域*1チャンギョン小学校の教員リ・ヨンエさんの手記です。
「私は、小学校で歌を教えています。幸せそうな子供たちの姿を見るたび、童心に浸ります。子供のとき、私はピョンヤン学生少年宮殿の声楽クラブに通いました。その時、偉大な金日成主席の前で歌も歌い、海外公演もしました。
チュチェ61（1972）年の迎春公演は、10歳の私にとってこの上ない幸福と光栄の舞台でした。主席の臨席の下に行なわれたその公演で、私は独唱に出演しました。主席は、私が上手に歌を歌うとほめました。私は小躍りして喜びました。
数ヵ月後、又もや主席の前で歌を歌いましたが、主席は真っ先に拍手を送り、顔立ちもかわいらしく、歌も上手だと言いました。子供たちと一緒にいる時が一番嬉しいと言い、その歌に喜びと楽しみを感じる主席でした。
その後、何度も独唱に出演しましたが、チュチェ62（1973）年10月のことでした。当時、共和国を親善訪問したある国の国家首班を歓迎する公演を控え、私は主席を喜ばせる一念で、夜を明かして歌の練習に打ち込みました。
ところが、当日の公演は思うままになりませんでした。気を落としていた私は、公演の後、このような話を聞いて驚きました。主席が顔色を曇らせて、歌が上手な子なのに声がかすれている、練習をさせすぎたようだ、と心配したとのことです。
私は「お父さん！」と叫び、涙を流しました。
正に、主席は子供たちの優しい父でした。その後、私は光栄にも主席の前で20回も歌を歌い、何度も記念写真を撮りました。そして、少年の最高の栄誉賞である金日成少年栄誉賞も受けました。
歳月は流れ、今、教える子たちは、私が主席の前で初の公演をした時と同じ年です。幼い時、私が主席の懐で幸せに育ったように、教え子たちも敬愛する最高指導者金正恩元帥の愛情の中、美しい夢を描き、希望に満ちて育っています。その明るい姿に、私は太陽が永遠であるように、その愛情も永遠なものと確信します」
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