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*歴史遺産　百祥楼 [#o9c0c919]
ピョンアン南道((平安南道（평안남도）))アンジュ市((安州市（안주시）))に、''ペクサン楼''((百祥楼（백상루）))という歴史遺跡の楼閣があります。ここに上がれば百の景色を愛でるという事で、そう呼ばれました。

918年から1392年まで存続した''コリョ''、高麗時代に建てられたもので、当時の優れた建築術と芸術の技巧を今に伝えています。

ペクサン楼は規模が大きい楼閣ですが、整然とした基壇の上に長方形の2つの楼閣を横と縦に合わせた模様のもので、屋根は軒端の垂木の上に更に短い垂木を重ね合わせた形です。

各面の柱と柱の間を広く取って中心を強調していますが、これは伝統の楼閣建築様式です。柱は上の方より下の方がやや太く、天井は丸一つの物なので見た目にもスッキリした感じを与えています。緻密な斗栱((組物：建築物の柱上にあって軒を支える部分。前後または左右に腕のように渡した横木で上からの荷重を支える肘木（栱）と、桁や肘木を受ける方形の斗（ます）（枡形（ますがた）とも）とで構成され、斗組（ますぐみ／とぐみ）とも、斗と栱から成る事から斗栱（ときょう）ともいう。'''（Wikipedia）'''))は一つの芸術作品を思わせます。

そして建築構造と部材に合わせて施した美しい丹青、朝鮮では梁等に施す色とりどりの模様の事を言い、これをペクサン楼の所々に施して建物と周りの景色に彩を添えています。コリョ時代に安州城の軍人と人民はこのペクサン楼を指揮所として、外来侵略者を退ける戦いを繰り広げました。

共和国政府の正しい文化遺産保護政策によりペクサン楼は国宝とされ、その保存管理に力が入れられています。

（観光）

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RIGHT:'''2018.07.21 サイト動画の音声聞き書き'''
LEFT:[[コリョ（高麗）]]、[[アンジュのペクサン楼]]
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