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チュチェ102（2013）年8月14日のことです。ピョンヤンの金日成競技場で、敬愛する最高指導者金正恩委員長の臨席の下、男子サッカーの国内戦が行われました。この日、試合を観戦する金正恩委員長の隣に1人の白髪の人が座っていました。
当時のスポーツ科学院スポーツ科学研究所の教授、博士リ・ドンギュさんでした。リさんはサッカーの解説員として、最優秀選手に劣らないほど国中に広く知られていました。しかし、多くの人がその声には馴染んでいたものの、顔は知らずにいました。
体育省のスポーツ研究院スポーツ科学研究所のリ・チョルミン副所長のお話です。
「リ・ドンギュさんが金正恩委員長に見えた日はリさんの誕生日でした。この日、金正恩委員長が生涯、サッカーの発展に尽くしたリ・ドンギュさんを呼んで隣の席に座らせた時、私たち研究者はもとより、観戦者の誰もが強く胸を打たれました。声だけで人民に知られたリさんの姿を皆に知らせ、その功績がさらに光を放つようにしたのは金正恩委員長でした」
リ・ドンギュさんは1960年からスポーツ科学を研究しました。チュチェ55（1966）年、アジアで始めてワールドカップに出場した朝鮮イレブンが世界の強豪であるイタリアを下し、準々決勝進出を果たしたことにはリさんの陰の努力も秘められていました。
国のサッカーの発展に生涯を尽くす一念に燃えて、旺盛な情熱で「サッカー訓練方法論」、「ボール捌きの技術」など10数本の著書と100編余りの論文を著し、数百回の講義と講習に出演してサッカーの後進の育成に貢献しました。
サッカーに精通したリさんの解説は、本当に魅力的なものでした。幅広い知識と該博な常識、専門家から子供に至るまで誰もが分かりやすく解説するいわば、大衆向けの通俗的な解説、これがリ博士の実力の特徴です。
チュチェ63（1974）年のワールドカップの解説でデビューした時から40年近くの間、リさんは年に平均60数回、最高90数回、合わせて数千回の国内、国際競技を解説しました。朝鮮人民はリさんのことを「サッカーの博士」、「サッカーの先生」と親しく呼んでいます。
いつでしたか、サッカーに精通しているとし、リさんの知識と才能を高く評価した金正恩委員長は、リさんを身近に呼んでサッカーの発展に関する貴重なことを教え、老いを知らずにさらに発奮するよう励ましたのです。国のサッカーの発展に全身全霊を打ち込んだ77歳のサッカーの博士が浴した光栄を誰もがわが事のように喜び、惜しみのない祝賀を送りました。
リ・ドンギュさんは金正恩委員長の思いやりの中、愛国烈士陵で永劫の人生を輝かせています。
（今日の朝鮮）
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