#author("2018-04-29T17:34:16+09:00","default:pop hok","pop hok")
#author("2018-04-29T17:47:15+09:00","default:pop hok","pop hok")
*朝鮮半島の平和と繁栄、統一の為の板門店宣言 [#m1185f00]
朝鮮民主主義人民共和国金正恩委員長と大韓民国文在寅大統領は、平和と繁栄、統一への民族皆の願いを込めて、朝鮮半島に歴史的な転換がもたらされている有意義な時に、2018年4月27日、板門店の「平和の家」で北と南の[[首脳会談>歴史的な対面]]を行った。

北と南の首脳は朝鮮半島にこれ以上戦争はありえず、新たな平和の時代が開かれた事を、8千万の朝鮮民族と全世界に厳かに闡明した。

北と南の首脳は、冷戦の落とし子である長い分断と対決を1日も早く終息させ、民族の和解と平和繁栄の新たな時代を果敢に開き、北と南の関係をより積極的に改善し発展させなければならないという揺るぎ無い意思を込めて、歴史の地、板門店で次のように宣言した。

**一 [#s8013a14]
第一に、北と南は、北と南の関係の全面的で画期的な改善と発展を実現して、断ち切られた民族の血脈を繋ぎ、共同の繁栄と自主統一の未来を手繰り寄せて行くだろう。

北と南の関係を改善し発展させるのは民族皆の願いであり、一刻の猶予も許されない時代の差し迫った要求である。

+北と南は朝鮮民族の運命は民族自身が決定するという民族自主の原則を確認し、既に採択された北と南の間の宣言と全ての合意を徹底的に履行して、関係改善と発展の天気を開いて行く事にした。((以下、放送では番号を「まるいち、まるに、まるさん…」と言っているが、ここでは丸数字でなくHTMLの番号付きリスト表示にしている。))
+北と南は朝鮮民族の運命は民族自身が決定するという民族自主の原則を確認し、既に採択された北と南の間の宣言と全ての合意を徹底的に履行して、関係改善と発展の転機を開いて行く事にした。((以下、放送では番号を「まるいち、まるに、まるさん…」と言っているが、ここでは丸数字でなくHTMLの番号付きリスト表示にしている。))
+北と南は高位高官会談をはじめ各分野の対話と協議を短時日内に開催して、首脳会談で合意された懸案事項を実践に移す為の積極的な対策を立てて行く事にした。
+北と南は当局間の競技を緊密にし、民間交流と協力を円満に保障する為に双方の当局者が常駐する、北と南の共同連絡事務所を開城地域に設置する事にした。
+北と南は民族の和解と団結のムードを盛り上げる為に、各階層の多方面に亘る協力と交流、往来と接触を活性化する事にした。内では6月15日をはじめ北と南に共に有意義な日を機に、当局と議会、政党、地方自治体、民間団体等、各階層が参加する民族共同のイベントを積極的に推進して和解と協力のムードを盛り上げ、外では2018年アジア競技大会をはじめ国際競技に共同出場して、民族の叡智と才能、団結した姿を世界に誇り示す事にした。
+北と南は民族分断で生じた人道問題を早急に解決する為に努力し、北と南の赤十字会談を開催して離散家族・親戚の再開をはじめ、諸般の問題を協議し解決して行く事にした。当座は8月15日を機に離散家族・親戚の再開を行う事にした。
+北と南は民族経済のバランスの取れた発展と共同の繁栄を達成する為に、10月4日宣言で合意された事業を積極的に推進し、第1次的に東と西海岸沿いの鉄道と道路を連結し、現代化して活用する為の実践的対策を講じる事にした。

**二 [#nf237c2a]
第二に、北と南は朝鮮半島の鋭い軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消する為に共同で努力するだろう。

朝鮮半島の軍事的緊張状態を緩和し戦争の危険を解消するのは、民族の運命に係わる極めて重大な問題、朝鮮民族の平和な安定した生活を保障する為の要の問題である。

+北と南は地上と海上、空中等、全ての空間で、軍事的緊張と衝突の根源となる相手側への一切の敵対行為を全面的に停止する事にした。当座は5月1日から軍事境界線一帯でスピーカー放送とビラ撒き等全ての敵対行為を停止し、その手段を撤廃し、今後非武装地帯を実質的な平和地帯につくる事にした。
+北と南は朝鮮西海の北方限界線一帯を平和水域に変えて、偶発的な軍事衝突を防止し、安全な漁労活動を保障する為の実際の対策を講じる事にした。
+北と南は相互の協力と交流、往来と接触が活性化されるにつれ色々な軍事的保障対策を講じる事にした。
北と南は双方間に提起される軍事的問題を逸早く協議し解決する為に、人民武力相会談と軍事当局者会談を度々開催し、5月中に先ず、将官級軍事会談を開く事にした。

**三 [#caeed541]
第三に、北と南は朝鮮半島の永続的で強固な平和保障構築の為に積極的に協力するだろう。

朝鮮半島でアブノーマルな今の停戦状態を終わらせ、確固たる平和システムを構築するのは、これ以上後回しに出来ない歴史的課題である。

+北と南は如何なる形の武力も互いに使用しないという、不可侵合意を再確認し遵守する事にした。
+北と南は軍事的緊張が解消され互いの軍事的信頼が実質的に構築されるにつれ、段階的に軍縮を実現する事にした。
+北と南は停戦協定締結65周年になる今年、終戦を宣言し停戦協定を平和協定に変え、永続的で強固な平和システム構築の為の、北と南、アメリカの3者、または北と南、中国、アメリカの4者会談の開催を積極的に推進する事にした。
+北と南は完全な非核化を通して、核の無い朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。

北と南は、北側が取っている主導的な措置が朝鮮半島の非核化の為に、極めて意義あり重大な措置だという認識を共にし、これから銘々その責任と役割を全うする事にした((この行以降が上の番号付きの項目4番に含まれるのか別項目になるのかが、放送ではいまいち不明。とりあえず別項目にしている。))。

北と南は朝鮮半島の非核化の為の国際社会の支持と協力の為に、積極的に努力する事にした。

北と南の首脳は定期的な会談と直通電話を通して、民族の重大事を随時、真摯に議論して信頼を深め、北と南の関係の持続可能な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一の為の好ましい流れを更に拡大する為に共に努力する事にした。

差し当たり文在寅大統領は今年の秋、平壌を訪問する事にした。

2018年4月27日　板門店&br;
朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長　金正恩
大韓民国大統領　文在寅

RIGHT:'''2018.04.28 サイト音声の聞き書き'''
LEFT:'''聞き書きなので各組織名、人名に間違いがあるかもしれません。'''
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[[ニュース抜粋2018]]
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