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*朝鮮赤十字会の70年の歴史 [#r4862d03]
朝鮮民主主義人民共和国赤十字会が70年の年輪を重ねています。その年輪の中には、人間に対する愛情と尊重、献身的な奉仕で綴られた朝鮮赤十字会の歴史が誇らしく印されています。
''朝鮮民主主義人民共和国赤十字会''が70年の年輪を重ねています。その年輪の中には、人間に対する愛情と尊重、献身的な奉仕で綴られた朝鮮赤十字会の歴史が誇らしく印されています。
**赤十字活動の第一歩 [#vc388a0c]
チュチェ34（1945）年8月15日、朝鮮は日本帝国主義の植民地支配から解放されました。植民地支配の後遺症で、当時の朝鮮の保健医療は極めて立ち遅れていました。
各種疾病と災難から人民の生命と財産を守り、その健康と福祉を一日も早く増進させるのは差し迫った問題となっていました。しかし、解放されたばかりの国の内外の情勢は複雑極まり、全てが足りなく苦しい時なので、この問題を解決するのは決して容易でありませんでした。
偉大な金日成主席は、こうした状況下で、保健衛生及び救護の団体として赤十字組織を設けることを発案しました。そして、赤十字会の設置と活動での全てのことを方向付け、具体的な方途を明らかにしました。
こうして、チュチェ35（1946）年10月18日、朝鮮民主主義人民共和国赤十字会の前身である''北朝鮮赤十字社''が創立され、朝鮮で赤十字活動は第一歩を踏み出しました。
主席の精力的な指導の下、赤十字会は創立当初から積極的な活動を行いました。全国的範囲で、中央と地方、そして工場、企業にいたるまで傘下組織を急速に拡大し、会員を増やしました。
一方、医者のいない地域を巡回して無料治療を行い、工場と農村、学校に救護所を設置し、模範衛生施設を設けるための活動を行いました。そして、きれいな生活環境造りのための大衆運動を繰り広げ、各種伝染病の退治と人民の健康増進のために励みました。
また、防疫係りと看護婦を始め、中等及び初等レベルの保健従事者を大々的に養成し、保健機関での輸血も手伝いました。さらに、共和国の数ヶ所の地域に親のいない子供たちを養育する愛育院を設け、その管理、運営の経験に基づいて愛育院の設置を次第に拡大し、農村では季節託児所も運営しました。
主席の細やかな指導と関心の下、チュチェ37（1948）年12月29日、北朝鮮赤十字社は発展する現状に即して''朝鮮民主主義人民共和国赤十字会''に改められました。
チュチェ39（1950）年5月になって、赤十字会は百数十万人の会員を持つ大衆的な保健衛生及び救護団体に発展しました。
このように、偉大な指導の下、朝鮮での赤十字活動は当初かられっきとした足跡を残しました。
**朝鮮赤十字会の積極的な活動 [#w661a72b]
朝鮮は極めて複雑な現代史の峠を数多く越えてきました。朝鮮に対する日本帝国主義の植民地化とアメリカが起こした朝鮮戦争などは、朝鮮の現代史に、そして民族皆の胸に不幸と苦痛の傷跡を残しました。それを癒すために、朝鮮赤十字会は大役を果たしてきました。
1950年から1953年までの朝鮮戦争の時、アメリカは朝鮮人民に破壊と殺戮、放火の限りを尽くしました。それに対応して、朝鮮赤十字会はジュネーブ条約によって、傷病者と戦災民に対する救護と人道的援助を与える活動を活発に行いました。
赤十字会は戦争が始まって1年の間だけでも、看護婦6600人、衛生訓練員12万人、衛生防疫係り6万1000人を養成して、戦傷者の治療と患者の輸送を行いました。そして、多くの赤十字病院を救護病院に改編し、24ヶ所の救護所と85車両の機動救護隊、工場と農村、街頭に至るまで衛生防護隊を組織して、数万人の負傷者を救護しました。
また、米軍による反人倫の細菌戦と化学戦に対応して、赤十字防疫隊と救護隊を組んで、細菌戦の被害を防ぐために努めました。厳しい戦争の日々、赤十字会は不幸と苦痛から人々を救い出し、戦争の勝利に秀でた貢献をしました。
赤十字会は、海外朝鮮人と離散家族の問題を始め民族分断の悲劇とそれによる人々の苦痛を癒すための活動で民族史に貢献しました。
チュチェ48（1959）年から''在日朝鮮人の帰国''を実現し、チュチェ82（1993）年とチュチェ89（2000）年、南朝鮮にいる''非転向長期囚''の共和国への送還を実現させました。そして、外部勢力による国土の分断と1950年代の3年間の朝鮮戦争によって別れ別れになった家族、親戚の生死の確認と再会にも努めました。
一方、チュチェ73（1984）年8月末と9月初め、南朝鮮が水害に見舞われた時、織物50万メートル、セメント10万トンの他、大量の白米と医薬品を南朝鮮の被災民に送るなど北と南の関係改善と和解、協力のムード造りで先駆けの役割を果たしました。
今、赤十字会は、金日成主席と金正日総書記の''以民為天''、人民を天の如く見なす思想を受け継いでいる敬愛する金正恩元帥の正しい指導の下、共和国政府の積極的な援助者、国の力ある人道団体として人民の幸せと国の繁栄のための道にはっきりした足跡を刻んでいます。
**国際的な人道活動 [#z8a6aa97]
赤十字活動は一国、一民族に限ったことではありません。赤十字活動の総体的目的は、人間の苦痛を防ぎ、また減らしてやり、ひいては世界の平和に寄与することです。
朝鮮民主主義人民共和国赤十字会は、チュチェ45（1956）年5月11日、''IFKC''、''国際赤十字・赤新月社連盟''に入りました。その後、世界の赤十字・赤新月運動の根本の原則を徹底的に守り、活発な活動を行ってきました。世界各国の赤十字・赤新月団体と緊密に協力し、国際的な人道活動に前向きに取り組んできました。
中国、日本、インド、スリランカ、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマー、フィリピン、ガンビア、ベナン、旧ソ連、アルバニア、旧ユーゴ、アルゼンチン、ジャマイカ、エジプト、アルジェリア、モロッコ、ソマリアなど世界各国での自然災害の際、人道の救護物資と資金を送りました。
こうして、その人道の使命に即して、世界人民の間の友好と団結、協力を図り、永続平和を実現するのに貢献しました。
今、朝鮮のボランティアと青少年を含む赤十字会の会員、役員皆は、人民への滅私奉仕の一念で人民に尽くす熱意に満ちています。その熱意によって、朝鮮民主主義人民共和国赤十字会はこれからも、活力あり、ユニークな人道活動で赤十字活動の歴史を輝かせていくでしょう。
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RIGHT:'''2016年の記事'''
LEFT:[[赤十字の崇高な使命感]]、[[非転向長期囚]]、[[第一次帰国船]]、[[初の帰国船]]
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LEFT:[[赤十字の崇高な使命感]]、[[非転向長期囚]]、[[第一次帰国船]]、[[初の帰国船]]&br;
''赤十字・赤新月''：[[国際赤十字・赤新月社連盟事務総長にインタビュー]]、[[赤十字の崇高な使命感]]、[[朝鮮での赤十字・赤新月運動]]、[[防疫に励む赤十字ボランティア]]
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-2017.05.30 [[朝鮮の整然とした子供健康管理システム>vok170530#nb6f114d]]
-2017.11.23 [[世界衛生の日にちなんでの討論会>vok171123#z97cb94c]]
-2018.03.22 [[2018年世界水の日の討論会>vok180322#x9fbf5dd]]
-2018.03.30 [[春の青少年赤十字植樹のイベントの開催>vok180330#me2f85a9]]
-2018.05.18 [[世界赤十字・赤新月の日に際しての集い>vok180518#h31c4d80]]
-2018.09.20 [[2018年世界応急手当の日にちなんでの青少年赤十字の応急手当を紹介する集い>vok180920#fa2d9046]]
-2018.11.09 [[フィリピンに行く朝鮮赤十字会代表団が出発>vok181109#sc1c7dee]]
-2019.06.03 [[朝鮮赤十字会が2016年から2020年までの戦略の計画達成のための色々な活動を展開しています>vok190603#lc578bde]]
-2019.06.14 [[世界献血者の日に際してのイベントが行われました>vok190614#v69faa65]]
-2019.07.23 [[国際赤十字・赤新月社連盟事務総長一行が到着しました>vok190723#aaac9cb9]]
-2019.07.25 [[チェ・リョンヘ委員長が国際赤十字・赤新月社連盟事務総長一行に会いました>vok190725#v75156a3]]
-2019.07.25 [[国際赤十字・赤新月社連盟創立100周年を記念して赤十字活動を紹介する集いがありました>vok190725#bd08ab6c]]
-2019.07.25 [[国家緊急災害委員会委員長が国際赤十字・赤新月社連盟事務総長一行に会いました>vok190725#sab4a48d]]
-2019.07.25 [[国際赤十字・赤新月社連盟事務総長一行がチュチェ思想塔を訪れました>vok190725#f719f404]]
-2019.09.13 [[スペイン赤十字社委員長一行がマンギョンデ学生少年宮殿を見学しました>vok190913#n0e916e8]]
-2019.09.20 [[世界応急手当の日にちなんだ赤十字応急手当の活動を紹介する集いがありました>vok190920#p42b5472]]
-2019.11.22 [[国際赤十字・赤新月社連盟設立100周年記念切手が出ました>vok191122#ye8375e6]]
-2019.12.03 [[スイスに行く朝鮮民主主義人民共和国赤十字会代表団が出発しました>vok191203#n95389e7]]
-2020.06.15 [[安全な血液で生命を救う献血活動が活発になっています>vok200615#s660cc15]]
-2021.06.10 [[朝鮮民主主義人民共和国赤十字会大会が行われました>vok210610#j331afce]]
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