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朝鮮民族にとって最大の悲願は、国の統一です。
朝鮮民族は国が二分された当初から今まで、一日千秋の思いで国の統一の為に励んで来ました。しかし民族分断の悲劇は今も続いています。それはアメリカの為です。アメリカが南朝鮮を占領しなかったならば朝鮮は二分されず、アメリカが朝鮮の統一を妨げなかったならば朝鮮民族は久しい前に国を統一したでしょう。アメリカは正に朝鮮民族の統一を妨げる基本的障害です。
アメリカは1945年9月8日、仁川に米軍を上陸させる事で南朝鮮に対する軍事的占領を開始しました。アメリカが米軍の南朝鮮駐留の名分として立てたのが、第二次世界大戦で敗北した日本軍の武装解除というものでした。しかしアメリカの本音は戦後処理を口実に朝鮮に対する支配の野望を実現する事でした。
1942年、『戦後の世界構造研究委員会』を設けたアメリカがそれを通じて、朝鮮に対する新植民地主義の支配案を作り上げ、その実現の為に1943年の『カイロ会談』と『テヘラン会談』、1945年の『ヤルタ会談』等、戦後処理に関する国際会談で朝鮮に対する信託統治案を執拗に主張したのも正にその為でした。
元々朝鮮は第二次世界大戦が終わった後、連合国による戦後処理の対称になるべき如何なる理由や根拠もありません。朝鮮は他国を侵略した国でも敗戦国でもありません。朝鮮は日本帝国主義に反対する武装闘争を繰り広げて、国を解放しました。
にも拘らず、戦後処理を取り扱う連合国の会談では朝鮮民族の自主的意思と要求に反するよう朝鮮問題が上程され、そこでアメリカは対朝鮮支配政策を執拗に追求しました。それ以来アメリカは朝鮮半島を北と南に二分し、民族の和解と団結、国の統一を目指す朝鮮民族の闘いを悪辣に妨げて来ました。
国の半分の地を占領し、民族の自主権を踏み躙って来たアメリカの支配主義は日増しに悪辣さを増しました。アメリカは所謂『最大の圧迫、核先制打撃』等と言って今も朝鮮半島周辺に膨大な戦略核戦力を持ち込み、南朝鮮傀儡好戦勢力と共に無謀の虚に出ています。
アメリカは朝鮮に挑むほど自滅を早めるだけだという事を肝に銘じて、直ちに朝鮮半島から全ての侵略兵力を撤退させるべきでしょう。
（チュチェ思想）
