![[PukiWiki]](image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")
カン・ソンヒ（カン・ソニ）：「朝鮮の声」放送へようこそ。
シン・ヨンイル：「朝鮮の声」放送へようこそ。
カン・ソンヒ：「光陰矢の如し」と言いますが、あっという間に一年が過ぎようとしていますね。
シン・ヨンイル：そうですね。早いもので、もう年末ですからね。
カン・ソンヒ：はい。先日、東京都のすずきゆうたさん、すずきゆうたさんからファックスが届きました。すずきさんはファックスで敬愛する最高指導者金正恩委員長を歌った「あなただけがすべて」、この歌と日本で人気が上がる「将軍、縮地法を使う」、この歌をリクエストなさいましたが、それと同時に「時間が許すなら『縮地法』の伝説についても教えて欲しい」とご要望なさいました。
シン・ヨンイル：ではまず縮地法の伝説についてお話ししましょう。
シン・ヨンイル：「縮地法」の伝説は偉大な金日成主席が勝利へと導いた抗日革命闘争の時から伝えられています。「縮地法」とは文字通り仙術によって地を縮め距離を近くするという技、一歩で数百キロを行き来するという事です。抗日革命闘争の時、後方も無く武装装備をはじめ必要なもの全てが保障されない悪条件の下で、完全武装した侵略者を打ち砕き国を取り戻した百戦百勝の鋼鉄の総帥金日成主席の霊妙不可思議な戦略戦術と戦法は、数多くの伝説を生みました。当時、人々の間に「主席が東に西にと『縮地法』を使って行き来する」という伝説が数多く伝えられました。この伝説は主席が指揮した戦闘に端を発していますね。
カン・ソンヒ：ええ、そういう事です。それについての数々の話がありますが、ここでその一つをご紹介しましょう。チュチェ26年（1937）2月にあった鯉明水*1という所での戦闘の時の事です。金日成主席が部隊を鯉明水に移動させると、その近くにあった敵軍が朝鮮人民革命軍を討伐しようと急いで鯉明水に集まり始めました。敵軍の動きを見抜いた主席は一夜の内に80キロを強行軍して鯉明水の道の要所に隊員達を待ち伏せさせ、息を弾ませて駆けて来る敵軍を掃滅するようにしました。朝鮮人民革命軍が一夜の内に80キロを走って来るとは思いもよらなかった敵軍は、「縮地法を使わずに革命軍が先に到着して攻撃出来るだろうか」と悲鳴を上げました。
シン・ヨンイル：主席はチュチェ28年（1939）5月も主力部隊を率いて、白昼、敵軍が造って置いた甲山*2という所から茂山*3という所までの警備用道路を行軍して茂山地区に進出し、不意に敵軍を攻撃しました。敵軍は「これほど早く茂山に進出したのか。金日成将軍が『縮地法』を使うというのは全く事実だ」と震え上がったとの事です。このように「縮地法」の伝説には、金日成主席が非凡な叡智と科学的な洞察力で目下の状況と敵軍の企図を鋭く見抜き、卓越した戦略戦術と用兵術で敵軍を大胆に稲妻のように、また奇妙な方法で誘引攻撃して混乱させ常に百戦百勝した事への、人々の驚嘆と称賛の感情が集中的に反映されています。
カン・ソンヒ：このような戦略戦法と戦術は朝鮮革命の全過程に具現されて来ました。1990年代、朝鮮革命が困難にぶつかり帝国主義連合勢力が四方からプレッシャーをかけていた厳しい難局を打開する為、偉大な金正日総書記は先軍政治を行い国中を縦横無尽して人民を社会主義を守る戦いへと正しく導きました。その日々、総書記の「先軍縮地法」の伝説が広く伝わり『将軍、縮地法を使う』という歌が至る所に響き渡りました。今、敬愛する最高指導者金正恩委員長はパルチザン式で国の至る所を訪れ、国力を全面的に固め人民の理想を実現しています。
シン・ヨンイル：ではチョン・リョル*4作詞、人民芸術家キム・ウンリョン*5作曲でチュチェ85年（1996）に創作された『将軍、縮地法を使う*6』、この歌をお送りしましょう。歌をお聴きになりながら「縮地法」について吟味して見ましょう。
カン・ソンヒ：先ず歌詞をご紹介しましょう。1番です。
「今日は東、明日は西、天下を牛耳る、将軍千里の防御線もひとっ飛び、※主席使った縮地法、今日は将軍使う、白頭の戦法、巧みな戦法、将軍使う」
シン・ヨンイル：2番です。
「今日は東、明日は西、天下を牛耳る、雲に乗って最前線の山に登る、※繰り返し」
カン・ソンヒ：3番です。
「険しい峰を越える、稲妻がついて来る、将軍の智略で凱歌を上げる、※繰り返し」
王在山軽音楽団*7の女性トリオで聴いて下さい。
（歌）
シン・ヨンイル：只今まで、すずきゆうたさんがリクエストなさった「縮地法」の伝説についてお話ししました。では今日はこの辺で失礼します。 リスナーの皆さん、次のこの時間にお会いしましょう。
（「朝鮮の声」郵便箱）
