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カン・ソンヒ（カン・ソニ）：「朝鮮の声」放送へようこそ。
シン・ヨンイル：「朝鮮の声」放送へようこそ。
カン・ソンヒ：今は初伏と言って暦の上では暑さの始まりという時ですが、平壌は例年ほど暑くありません。皆さんの地方では如何ですか？
シン・ヨンイル：そうですね。ニュース等を見ますと皆さんの地方では集中豪雨に見舞われた所もあったそうですが、くれぐれも無事を祈る次第です。
カン・ソンヒ：さて、新型コロナウイルスの世界的拡散により国境封鎖が続いている中でも、「朝鮮の声」放送のリスナーは増え続けています。
シン・ヨンイル：今日は先ず、新しいリスナーの方のお便りをご紹介しましょう。
「こんにちは。私の名前はあきやまゆうきで奈良県に住む高校生です。小学校6年生の時にロシアのウラジオストクの朝鮮国営レストランにて平壌冷麺を食べてから、ずっと朝鮮に興味がありました。そして『朝鮮の声』ラジオを見つけ、他の日本人からのファックスのお便り紹介等を聴きました。また高句麗のヨン・ゲソムンのお話しも聴きました。どれもとても面白かったです。今、世界中でコロナウイルスが流行していますが朝鮮ではどうですか？ とても心配です。僕はコロナウイルスのパンデミックが収束したら朝鮮に行ってみたいです。僕は歴史が好きなので平壌、開城、咸興等に行ってみたいです。このファックスを通じて朝鮮の方と繋がる事が出来れば嬉しいです」
カン・ソンヒ：奈良県のあきやまゆうきさんに知り合いになった事を嬉しく思います。あきやまさんのリスナーへの仲間入り、おめでとうございます。
シン・ヨンイル：そしてこれからも「朝鮮の声」放送を通じて、朝鮮の悠久な歴史と燦然たる文化、優れた伝統について深く勉強なさる事をお望みする次第です。
カン・ソンヒ：また、「朝鮮の声」放送の親しい友人になって欲しいものです。スタッフの皆はあきやまゆうきさんの平壌、開城等の訪朝談が放送で紹介される日をお待ちしています。
シン・ヨンイル：新型コロナウイルスの発生当初から、その国内流入を徹底的に防ぐ為の国家レベルの非常防疫措置が執られて、今まで朝鮮では一人の感染者も出ませんでした。しかし油断を許さず人民の皆が一丸となって防疫に力を入れています。
カン・ソンヒ：リスナーの皆さんもコロナウイルスに感染されないよう、十分気を付けて下さるようお願いします。
シン・ヨンイル：知り合って間もないすずきりょうすけさんからまたもやファックスが届きましたので、今度はそのファックスの内容をお読みしましょう。
「新型ウイルスによる外出制限の中で私は『朝鮮の声』放送を聴き始めたのですが、最近では放送を毎日聴く事が難しくなっております。しかし『朝鮮の声』放送の皆様と日本のリスナーの架け橋とも言える木曜日と日曜日は、欠かさず聴くように心掛けております。さて、5月24日の放送で私のファックスを紹介して下さいました。ファックスを送っていた時は、本当にこれだけで朝鮮の地まで手紙がちゃんと届くのだろうかと半信半疑でしたが、ラジオのスピーカーから私の名前が聴こえて来た時は嬉しさの余り小躍りをしてしまいました。しかもその日は、2度の訪朝を共にした友人と3ヶ月振りの再会が出来た日だったので一層驚きました。やはり朝鮮の皆様と私の間には何か運命のような導きがあるのではないかと、お便りコーナーが終わった後も胸の高まりが止みませんでした*1。そこで私はこのような意義深い放送を綺麗な形で記録して置きたいと思い周囲の開けた川原に出かけてみた所、自宅の受信環境とは打って変わってとてもクリアな音声が受信出来ましたので、再放送のお便りコーナーを録音して大切に保管する事にしました。新型ウイルスは私達の生活にとても悪影響を及ぼしました。しかし『朝鮮の声』放送の皆様と私の間に結ばれたこの縁は、正に新型ウイルスがあったからこそ成し得たものであると言えるでしょう。新型ウイルスとの闘いに勝利しウイルスの撲滅に成功したとしても、この縁はいつまでも続かせて行きたいと思う次第です。ところで来月には祖国解放戦争が終結した戦勝節がありますね。そこで『戦勝の祝砲よ語れ』を是非リクエストしたいと思います」
カン・ソンヒ：世界を死の悪夢に追い込んだ新型コロナウイルスとの闘いの中結ばれた、放送との縁を大事に思うすずきりょうすけさんですね。
シン・ヨンイル：はい。スタッフの皆は進取の気性に富んだ情熱的なあきやまゆうきさん、そしてすずきりょうすけさんと共に、これからも世界と人間、自然とその改造等の話題で色々と意見交換出来、その過程に友情が深められるものと確信しております。
カン・ソンヒ：生活で一番嬉しい時は親しき友が見つかった時でしょう。ましてやリスナーを相手にする放送が将来のある新しいリスナー、正義感に溢れ情熱的な青年達と知り合ったので、その喜びは一言二言では言い表わせないほどです。
シン・ヨンイル：立派な新しい世代のリスナーの皆さんと共に自主化成った新しい世界を目指す正義と真理の声は、これからも放送を通じて引き続き響き渡るでしょう。では今日はこの辺で失礼します。リスナーの皆さん、次のこの時間にまたお会いしましょう。
（「朝鮮の声」郵便箱）
