![[PukiWiki]](image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")
呉英淑（オ・ヨンスク）：「朝鮮の声」放送へようこそ。
シン・ヨンイル：「朝鮮の声」放送へようこそ。
呉英淑：この頃の平壌は時には冷たい風で寒い日もありますが例年に比べ気温も高く、春が到来したのではと思われる日が続いていますが、皆さんの地方では如何ですか？
シン・ヨンイル：そうですね。もう少しで春という今頃ですから、そう思われるのも無理ないでしょう。
呉英淑：さて、千葉県のすどうみきおさん、すどうみきおさんは元日の受信報告が添えられたお手紙に「今年も素晴らしい番組を期待する」とお書きになり、対米戦略の行方について質問なさいました。で、このコーナーでは、すどうみきおさんの質問にお答えしましょう。
シン・ヨンイル：リスナーの皆さんも2年前の6月、世界の焦点を絞ったシンガポール朝米首脳会談について覚えているでしょう。当時おかだしんやさんは自分の興奮した気持ちをお手紙に、こうお書きになりました。
「6月12日、全世界の耳目を引く中、歴史的な初の朝米首脳対面と会談が成功裏に行われ朝米共同声明が採択されました。今回の対面と会談は重大な意義を持つ大きな出来事です。朝米双方が今回の共同声明を真面目に履行して、両国の間に数十年間も続いて来た緊張状態と敵対関係を解消し朝米協力の新時代を開いて行く事を心から願っています。
呉英淑：また、ほしのあきらさん、ほしのあきらさんは次のようにお書きになりました。
「歴史的な朝米首脳会談の成功をお祝い申し上げます。既に数週間が過ぎましたが未だに感動を抑える事が出来ません。平和と繁栄を願う両国人民の念願に合わせ、新たな朝米関係を樹立する等4項目を高らかに全世界に発表されました。これまでの休戦状態からようやく平和へ一歩進めました。早く制裁措置も解除出来れば日本との関係もきっと良くなるでしょう」
シン・ヨンイル：おかだしんやさんやほしのあきらさんと同じく、当時世界の多くの人々が朝米関係改善の期待感で胸を膨らませていました。
呉英淑：世界の関心の中、共和国は朝米間の信頼構築の為最善を尽くしました。例えば核実験と大陸間弾道ロケットの試射の中止、北部の核実験場の廃棄といった重大な先制措置を執りましたね。
シン・ヨンイル：はい。しかしアメリカは共和国の誠意ある努力にそれ相応の措置を執って応えるどころか、大統領が直接中止を公約した大小の合同軍事演習を数十回も行い新鋭兵器を南朝鮮に持ち込んで共和国を軍事的に脅かし、十数回の独自制裁の措置を執る事で共和国の体制を押し潰そうとの野望に変わりが無いという事を改めて世界の前で証明しました。
呉英淑：信義の無いアメリカとの公約に、共和国がこれ以上一方的に拘束される根拠は無くなったというのは自明の理です。
シン・ヨンイル：現実からして敵対勢力が共和国の自主権と安全を侵す事の無いよう、その力を必要なだけ培って自分自身を守る道だけが共和国が進むべき道だという事が立証されたわけです。
呉英淑：敬愛する最高指導者金正恩委員長は朝鮮労働党中央委員会第7期第5回総会で、アメリカの本心を掴んだ今になってまで制裁解除等に縛られてアメリカに何らかの期待を寄せて躊躇する必要はまったく無く、アメリカが対朝鮮敵視政策をあくまで追求するなら朝鮮半島の非核化は永遠に有り得ないという事、アメリカの対朝鮮敵視が撤回され朝鮮半島に永続平和体制が構築されるまで、国の安全の為の必須的且つ先決的な戦略兵器の開発を中断する事無く引き続き力強く進めるであろう事を断言しました。
シン・ヨンイル：そしてアメリカの核の威嚇を制圧し共和国の長期的な安全を保障出来る強力な核抑止力の経常的な動員体制を維持するであろうし、共和国の抑止力強化の幅と深度はアメリカの朝鮮に対する今後の立場によって上向きに調整されるだろうと明言しました。
呉英淑：今、世界の進歩的人民は共和国の立場を全面的に支持しています。千葉県の兄弟のリスナーであるさかもとけんじさんとさかもとたろうさんは、放送宛に次のような励ましのお手紙をお送りになりました。
「朝鮮労働党中央委員会第7期第5回総会の詳しい報告の内容を聴き感銘を受けました。アメリカが爪の垢ほども信用出来ない事が明らかになった今、正面突破戦を繰り広げる朝鮮は社会主義に勝利をもたらすでしょう。平和と進歩を愛する私達兄弟は今年も朝鮮の皆様に大きなエールを送る所存です」
シン・ヨンイル：これまで共和国を積極的に支持し連帯の思いをお寄せになったリスナーの皆さんが、これからも朝鮮人民を一層励まして下さるものとスタッフの皆は固く信じております。
呉英淑：朝鮮人民は正義の闘いの道を絶対放棄せず、この道に沿って力強く進む事でしょう。
シン・ヨンイル：世界の人々に支持されている朝鮮人民の自主の道・正義の道に、常に勝利と栄光だけがあるでしょう。
呉英淑：只今まで、すどうみきおさんが質問なさった共和国の対米戦略の行方についてお話しました。では今日はこの辺で。リスナーの皆さん、次のこの時間にまたお会いしましょう。
（「朝鮮の声」郵便箱）
