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国家非常防疫体制が最大非常防疫体制へと移行したこの5月12日から僅か数日の間に敬愛する金正恩総書記の指導の下に党の重要な会議がつぎつぎと開かれました。会議では防疫形勢が厳しい中、人民の生命の安全を守るための国家的な対策と具体的措置が取られました。
5月14日、党中央委員会政治局協議会で金正恩総書記は、われわれが何のために必要な人なのか、われわれが誰のために命まで捧げて闘うべきかをさらに深く自覚する時だ、とし、自宅で用意した常備薬品を本部党委員会に寄贈し、生活に困る所帯に送ってほしいと提案しました。
次の日、再び党中央委員会政治局協議会を開いた総書記は、会議を終えるその足でピョンヤン市内の複数の薬局を訪ねて、医薬品の供給実態を把握しました。
マンニョン薬局の販売員のキム・ミギョンさんのお話です。
「5月15日も患者の家族をはじめ、多くの人が薬局を訪ねて来ました。その15日に金正恩総書記がこの薬局にお見えになるとは、誰も想像できませんでした。その時の私たちの気持ちをどう言い表してよいか、ほんとに驚きでした。顔に嬉しさと驚きの色を隠せずにいましたが、総書記は中に入るや否や、まず、薬品が到着したか聞きました。解熱剤はどんなものを売っているのか、薬品はどこから供給されるのか、薬品を運搬してくれるのか、でなければ自ら運搬するのか、これから薬品が到着したらどんな方法で売るつもりか、仕事がきついじゃないか、など詳しく聞くのでした。そして薬局に来るのは皆が体の具合が悪い人たちだ、だからその人たちの便宜を図って、親切にサービスしなければならない、と言いました」
総書記が薬局を訪ねた次の日から、全国的な一日の発熱者は減り始め、数日後からは伝染病の拡散状況が安定する形勢に入りました。これは時間の流れがもたらした偶然でもなく、数百数千種の薬物の力で成し遂げられたものでもありません。自分自身の生命を惜しみなく捧げる一念で、心血を注いで人民を訪ね、顧みる父の真心が生んだものでした。
人民に救いの暖かい手を差し伸べる熱い恩愛は国中の人民の心に深く刻まれています。
（政治―為民献身）
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