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朝鮮には医師担当区域制度があって、医師が担当の住民の健康を責任もっています。戸別担当医は、担当の住民に対する検診を手抜かりなく行って住民の健康状態を手に取るように知り、慢性疾患の患者の場合はその家に直接赴いて検診と治療を正常化しています。
ピョンヤンのソンギョ区域*1ソンギョ総合診療所のリ・ヘギョン先生は、担当の住民から親しまれています。
ソンギョ区域ソンギョ第1洞*2の第30居住人民班*3に住むキム・チョルヨンさんは話します。
「リ・ヘギョン先生から治療を受けながら、先生の真心こもる治療を通じて、むつまじい社会主義の大家庭の素顔を直に見る思いでした。本当に雨の日、雪の日をとわず尽くしに尽くしている先生の熱い思いによって、私が大地をまた踏めるようになりました。実の親のようにすべてを尽くす先生をみなに自慢したいのです」
リ先生が戦傷栄誉軍人のキム・チョルヨンさんを担当したのは今から10年前のことでした。身動きができない息子のことで、両親もがっかりしていましたが、リ先生は患者に自信を持たせ、麻痺した神経を生き返らせるための治療に当たりました。
夜になると自然にキムさんの家に足が向き、昼は昼で治療経験がある医師を尋ねて治療対策を相談しました。その日々、リ先生は針灸専門のコリョ医にも、看護士にもなり、痛みに苦しむ患者の母親にもなりました。
引き続く治療のため患者の身体が衰えた時は、栄養食品を求めに歩き回りました。祝日と休日にもリ先生は絶え間なくキムさんの治療に当たりました。真心こもる努力の甲斐あって、患者は大地を踏むことができました。
リ先生は、キムさんだけでなく、担当区域の住民の健康をおよそ30年間も責任もって顧みています。医師になる前に熱い人間愛を持って住民の親、娘になって患者の治療にすべてを尽くす女医、リ先生は今も住民の健康を責任持つ戸別担当医としてのきれいな人生を送っているのです。
リ・ヘギョン先生は語ります。
「私は医療従事者、戸別担当医としてのことをしただけです。私の担当した住民が健康で仕事に励み、すべての家庭が幸せになることだけを願っています」
（今日の朝鮮）
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