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共和国では久しい前から無料治療制が実施されています。共和国での無料治療制が60数年前のアメリカの侵略を退ける厳しい祖国解放戦争最中に生まれたと言えば、だれもすぐには信じられないでしょう。
チュチェ41（1952）年1月のある日、百戦百勝の鋼鉄の総帥である偉大な金日成主席は保健省の人が持ってきた書類を見ました。アメリカの細菌戦のため、多くの資金が必要であることを記したものでした。しばらくの間、思いにふけっていた主席は今、朝鮮人民は前線と後方のすべてのところで戦争の勝利のために命がけで戦っている、こうした愛国的で献身的な人民のためには何も惜しむことがない、人民みなに無料治療制を実施しようと言いました。
書類を持ってきた人はわが耳を疑いました。無料治療制にどんなに莫大な費用がかかるか余りにもよく知っているからでした。驚きの色を隠せずにいるその人に主席は保健医療の実態について優しく聞きました。その話を聞いてしばらく考え込んでいた主席は、今の状況は苦しいが、人民の生命を積極的に守り、増進させるために無料治療制を実施すべきだ、人民の生命より貴いものはない、と言いました。
人民のためなら何も惜しまない主席の気高い精神によってチュチェ41（1952）年11月13日、全般的無料治療制を実施することについての内閣決定第203号が公布されました。内閣決定に接した朝鮮人民は喜びと感激に満ち、侵略者は戦慄を覚えました。
苛烈を極める戦争最中に朝鮮で採択された内閣決定の事を世界のマスコミは「アメリカは絨毯爆撃で朝鮮を荒廃化させているが、朝鮮は、原爆10個に当たる第203号大爆弾でアメリカにびんたを食らわした！」、と伝えました。
金日成主席の熱い人民愛が生んだ無料治療制の実施。
正にこれは戦場で無敵の勇猛を轟かし、前線援護で愛国の血と汗を惜しみなく捧げる人民軍軍人と人民の偉大な奇跡の力がどこに端を発しているかをそのまま見せる歴史的な出来事でした。
