#author("2017-03-25T17:15:20+09:00","default:pop hok","pop hok")
*恋しい主席 [#q76d6f39]
''ピョンヤン学生少年宮殿''のインストラクター、''キム・ボンシル''さんの手記です。
>「意義深い太陽節が近づくにつれ、金日成主席が偲ばれてなりません。私は、中学時代にピョンヤン学生少年宮殿で芸術の才能を思う存分伸ばしました。そして、光栄にも金日成主席の前で何度も軽音楽のソロとして木琴を演奏しました。私が主席の前で初めて公演したのはチュチェ63（1974）年12月でした。当時の私は木琴を学んで僅か1年で、ミスでもしたらとどきどきして、まともな演奏が出来ませんでした。けれど、主席は未熟な演奏を見て、本当に上手だ、子供のときからあんなに楽器をこなせば将来、立派な芸術家になれるといって私を励ましました。

>あれから2年後のチュチェ65（1976）年5月のある日、主席は訪朝した外国の元首とともに私たちの公演を又もや見ました。この日、主席は軽音楽を演奏する生徒の中でも木琴をする生徒が上手だ、専門芸術団の芸術家よりましだと何度も褒めました。公演が終わると主席は誰よりも先に腰を上げて拍手を送り、直々ステージにまで上がって公演の成果を祝いました。最前列の真ん中に立っていた私がお辞儀をすると、主席は私の小さい手を暖かく握り、今後立派な木琴演奏家になりなさい、と熱く言いました。親心よりも熱いその恩愛の中で、私は有能な木琴演奏家に成長しました。

>ピョンヤン学生少年芸術団の一員として外国ツアーを成功裏に終えて帰国したチュチェ67（1978）年7月のある日のことを私は今も忘れられません。この日、私たちは主席の前で帰還公演をしましたが、私は今度こそ見事な演奏で主席に喜んでいただくという思いでステージに出ました。「炊事馬車走る」と言う曲を夢中になって演奏しているとき、大変なことに木琴の棒の玉が抜けて床に転がりました。一瞬、目の前がくらっとして全身の力が抜け出るようでした。わたしはやっとのことで気を引き締め、木琴に刺されていた予備の棒を抜き取って演奏を続けました。

>演奏が終わると、ミスしたことで涙がこぼれんばかりでした。ところが、主席は一番先に拍手を送り、アンコールまでしました。私が気後れしないようもう一度やってみなさいと熱く励ましました。この日、主席は天晴れなことをして家に帰って来たわが子に会った父親のように私たちの手を暖かく握り、公演の成果を祝いました。本当にその姿は、国中の子供たちを懐に抱いて顧みる父親の姿そのものでした。子供を一番大事にした金日成主席と金正日総書記の熱い思いは、今、敬愛する金正恩元帥によってそのまま引き継がれています。私は木琴の演奏で金日成主席を喜ばせたように敬愛する金正恩元帥を喜ばせる木琴の演奏家を多く育てることに情熱の限りを尽くすつもりです」

RIGHT:'''2015年の記事'''
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//150403_恋しい主席
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