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ピョンヤン学生少年宮殿のインストラクターのキム・ボンシルさんの手記です。
「私の心の中には太陽のように明るく微笑んで、私の将来を祝福してくれた偉大な金日成主席の優しい姿が大事にしまわれています。
チュチェ65（1976）年5月のある日、訪朝したある国の元首と共にピョンヤン学生少年宮殿を訪れた金日成主席は、宮殿の芸術クラブ員の公演を見ました。軽音楽に出演してシロホンを演奏する私を眺めていた主席は、軽音楽を演奏する生徒のうち、シロホンを弾く生徒がうまい、専門芸術団の芸術家に勝るとも劣らないと重ねて評価しました。
公演が終わると主席は一番先に席から立ち上がって拍手し、直々舞台まで上がって公演の成果を祝ってくれました。そのとき、一番前の列の真ん中に立っていた私がお辞儀をしましたが、主席は私の小さな手を優しく握って、将来、立派なシロホンの演奏家になりなさいと言いました。
私が配属されたピョンヤン学生少年芸術団が日本ツアーを成功裏に終えて帰国したチュチェ67（1987）年7月のある日にあったことも私は一生、忘れられません。その日、主席は多忙な時間を割いて私たちの帰還公演を見ました。私は寝てもさめても会いたかった主席に花かごを捧げ、お辞儀をする光栄に浴しました。
主席は私の手を優しく取り、公演の成果を祝ってくれました。そして、出演の途中しくじったことで気を揉む私の心中も推し量って、演奏をもう一度やってみるようにと言いました。私たち学生少年に向けられた主席の思いやりは敬愛する金正恩総書記によってそのまま受け継がれています。私は以前、シロホンの演奏で金日成主席を喜ばせたように、金正恩総書記を喜ばせるシロホンの豆演奏家をより多く育てるため知恵と情熱の限りを尽くすつもりです」
（今日の朝鮮）
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